登場人物
トヨ : バンコクRENEスパの日本人店長(この物語の主人公で元警察官)
ナツコ(ナコ先生):頭蓋仙骨療法士&整体師 (この物語の主人公で元警察官)
Rさん:RENEスパの共同経営者(タイのRENEの日本人社長、黒ガリンの輸出担当)
ポックちゃん:Rさんが探してきた新しい18歳のスタッフ(タイマッサージ店マッサージ師)
ポックちゃんのお母さん:ナコンサコーンという東北の田舎町に住んでいる。生活が苦しいのでポックちゃんにはバンコクでそのまま働いていてほしいと願っている。
ご訪問ありがとうございます。
ホームシックにかかった19歳のスタッフポックちゃんを、お母さんと相談の上、一旦田舎に帰ることになりました。
一人で帰らせるともうバンコクに戻ってこないだろうということで、とよとRさんも同行しての里帰りとなりました。
彼女の田舎のナコンサコーンは、東北(イサーン地方)の静かな美しい街であり、とよはすっかり気に入りました。
普通に旅行に来ていたら行くことはなかった場所に、連れて行っていただきました。
機嫌が悪かったスタッフのポックちゃんも、終始ご機嫌さんでした。
ナコンパノムの龍神祭り
翌日は、隣の町まで行くらしく、午前8時に迎えに来てくれることになっていました。
トヨ
と、もう完全に旅行気分になっていたとよですが、到着したところは、メコン川を挟んでラオスと隣接するナコンパノムという町でした。
初めて見るメコン川でした。
すぐ近くに対岸が見えるのですが、もうそこはラオスです。
昼間は、たくさんの屋台が出ていて、昨日見たのと同じような行列もあったりで、のんびりと過ごしました。
そして夜は、メコン川に下のような船が浮かぶということで、クルージングの船に乗りました。
飾りつけが船によって様々であり、本当に綺麗でした。
このお祭りは、昨日の行列よりも数段楽しめました!!
クルージング船には食事もついていて、タイ料理が何品か運ばれてきます。
この光、LEDじゃなくて、本当に火が点いているんですよ〰
なので、最後は下の写真のように燃え尽きてしまいます。
このクルージングですが、翌年に再びこのお祭りに行こうということになり、ネット予約等を探したのですがありませんでした。
どうも現地で申し込むしかないようです。
値段は、忘れてしまいました・・・が、1人1000バーツ位だったような・・
約1時間、メコン川を遊覧した後に、船着き場で2時間程停船して、そこで火の船を観ることになります。
この日は、1日ナコンパノムにいたので、ポックのお母さんとも話す時間がかなりありました。
Rさんと、色々と話をしてもらいましたが、ポックはやはり田舎に帰って家族と暮らしたいというのが本音のようでした。
お母さんが
一緒に暮らすのは無理ではないけれど、家計が苦しいので、もし、どうしても帰って来たいのなら、こちらでタイマッサージの店を探して就職してお金を稼ぎなさい」
という話をしたそうです。
サコーンナコーンには、バンコクほどタイマッサージ店がほとんどなく、お母さんは遠回しに、帰って来てもらっては困ることを伝えたようなのです。
すると、ポックちゃんは
ポックちゃん
バンコクに戻ってあと1年位はRENEで働いてお金を貯める
と言ったそうです。
そんなことから、今回はバンコクに戻って来てくれるようなので一安心したとよでした。
びっくりぽんの愛人話???
早いもので、あっという間の東北地方の小旅行? は最後の日になりました。
夕方の便でバンコクに帰ることになっていたので、昼間は再びお父さんが観光に連れて行ってくれました。
ただ・・・・・
朝、ホテルに迎えに来てくれたポックちゃんが、すごい剣幕でRさんにつっかかってきたのです。
何を言っているのかさっぱりわからないとよは、あっけに取られていましたが、Rさんは、突っかかられてかなりムッとした顔をしています。
トヨ
Rさん
何度もラインで連絡しているのにどうして返事を返さないのかって怒っています。
シャワーを浴びてたので、ラインに気がつきませんでした。
トヨ
Rさん
タイ人女性の特徴ですよ。
機嫌の良い時と悪い時で、態度が全然違います。
ということで、Rさんがごめんと謝ったのに、この後ポックちゃんはずっと機嫌が悪い状態が続きました。
その様子を見て心配になったとよはRさんにたずねました。
トヨ
ここまで機嫌が悪くなるようなことなの?
他に何かあったんじゃないの?
Rさん
実は昨日、ポックがやたらに手を繋いで来ようとするので、
「やめろ!とよさんが見ているから誤解されるでしょ!」って、叱ったんです。
さらに、ポックのお母さんから「うちの娘を愛人にしてもらえませんか」というような話があったんです。
トヨ
Rさん
タイの貧しい田舎の方では、娘が生まれたら大喜びするんですが、それは金持ちの家に嫁がせれば家族の生活が楽になるからなんです。
ポックはRENEに来る前に、日本人男性の愛人をしていたんです。
Rさん
そいつがタイにいる時には一緒に暮らしてお世話をして、日本に戻った時にはタイマッサージ店で働くという生活をしていたようです。
その間、お小遣などもたくさんもらっており、それをポックは家族に仕送りしていたそうです。
Rさん
それが、RENEに来る少し前に、その日本人男性とどうも縁が切れたようで、愛人収入がなくなったものだから、今度は俺がターゲットにされたみたいです。
Rさん
俺も読みが甘かったんですが、ポックの母親の本音が見えて、正直やばいなと思いました。
ポックには、俺にその気持ちがないことを伝えたので、本当はそのことが気に入らなくて機嫌が悪いんだと思います。
トヨ
なんとも、想像もしなかった話を聞かされて、本当に絶句するしかありませんでした。
ポックちゃんが、Rさんにやたらに手をつなぎに行っているのは知っていましたが、彼女はいつも、私にも気軽に手をつないでこようとするので、それと同じような感覚なのだと思っていました。
そんな魂胆があったとは・・・・
このままバンコクに連れて帰っても、これは話がややこしくなるだけかもしれない予感はありました。
Rさんは、
Rさん
まだポックがそういう安易な道を望んで働くつもりがないのなら、もう辞めてもらうつもりでいます。
仕事をなめています。
余計な経費を使っていまいましたが、新しい子を探す方がましです
と言っておりました。
そんなとよの不安な気持ちを増長させたのが、この後のポックちゃんの態度です。
この後、お父さんは隣町の龍が棲むという島にあるお寺に連れて行ってくれたのですが、ポックちゃんはRさんや私に一切話をせず無視を決め込んでおりました。
そして、このお寺をお参りした後は、再びサコーンナコーンに戻り、空港まで送っていただいたのですが・・・・
ポックは、帰りたくないとお母さんにしがみついて大声で泣きだしたのです。
とよは内心・・・
トヨ
なんて手のかかるお嬢さんなんだ!!
まだ未成年だとしても、もう19歳だよ〰
日本では考えられない幼稚さ・・・
と腹立たしい思いでおりました。
Rさんも、もう呆れてしまって、
Rさん
バンコクに戻らないならそれでもいいから、好きにしなさい。
とよさん、帰りましょう
と言うと、お母さんたちに挨拶をすると自分だけすたすたと空港内に入って行きました。
かなり怒っています・・・・
トヨ
とうろたえましたが、とりあえずお母さんたちにお礼を言って、Rさんの後を追いかけました。
その後、ポックちゃんは長い間、車の前で、お母さんに説得されていましたが、心を決めたようで空港内に入ってきました。
Rさんが、戻るのかどうかを確認したら、
ポックちゃん
と言った後、空港内の椅子にかけてずっと泣いていました。
そんなことから、帰途は3人ともほとんど口をきかず、なんとも重ぐるしい空気のままバンコクへと戻ってきたのです。
トヨ
あ〰あ〰。
これは裏目に出たサコーンナコーン行きだったな〰!
とよは、大きな溜息をつきました。
さて、この後、どうなるのでしょうか?
本日のバンコクRENEスパのご紹介はこちら!!
バンコクRENEスパのスタッフは、タイの医科大学を卒業して国家資格を持つ理学療法士さん達です。
「美と健康」をめざすバンコクRENEの理学整体で美脚を手に入れましょう!!