バンコク リンパマッサージ&理学整体スパRENEの店長トヨです。
ご訪問ありがとうございます。
只今、私は「リーキーガット改善計画」と称して、腸活を行っております。
毎回説明しておりますが、私は、2月頃からずっと体調不良に悩まされており、寝ても寝ても疲れやだるさが取れない状態が続きました。
お腹もずっと痛く便秘気味だったので、疲れの原因が腸にあると考えネットを色々調べたところ、以前から気になっていた石黒成治先生という消化外科のお医者様の動画や著書と出会い、いままでそれほど重要視していなかった腸というものが、健康を維持していく上でとても大切な臓器であることを知ったのです。
さらに、自分の腸が「リーキーガット」という、腸の細胞の壁に隙間ができて、腸の中の消化中の内容物や毒素・老廃物等が全身に運ばれているという症状になっている可能性があることにも気が付きました。
これは大変だということで、「リーキーガット改善計画」と名前を付けて、徹底して自分の腸と向き合い、腸内環境を改善していこうと決めました。
第一週目には、
① 朝一番にレモン水を飲む
② 糖質を控える
ということに取り組みました。
第二週目には、
間欠的ファスティングを始め、1日の食べる時間を8時間以内にしました。
まだ、たった3つのことにしか取り組んでいないのですが、すでに身体には変化が現れており、とても身体が軽くなり、仕事の集中力も出てきました。
ただ、まだまだ、朝すっきりとした目覚めを得ることができず、眠たさと戦いながら目覚めるという状態なので、まだリーキーガット改善計画ははじまったばかりであり、これからがんばらねばならないと思っています。
ということで、第3週目に取り組んだのが、「グルテンフリー」です。
「グルテンフリー」って何?
という方も多いと思いますので、今日は、グルテンフリーについてご紹介するとともに、グルテンフリーにしてみた結果どうなったかについて、ご紹介していきたいと思います。
グルテンフリーって何?
グルテンとは、小麦に含まれる成分のことです。
正式には、小麦の中の「グリアジン」「グルテニン」というたんぱく質に水を加えた時にできるタンパク質のことをグルテンと言います。
「グルテン」という言葉は、ぐねぐねしたという意味の「グリュー」から来ています。
みなさんは、ホットケーキミックスでホットケーキを焼いたことはありませんか?
その際の跡片付けで、ホットケーキミックスを混ぜた容器や、粉を混ぜた泡だて器などを洗うとき、粉が容器にくっついて洗うのが大変だったという経験をしていませんか?
グルテンを食べると、ホットケーキミックスを使用した容器を洗う時のような状態が腸の中で起こっているのです。
その状態を想像するだけでも、グルテンはあまり身体によくないのではないか?と思いますよね。
「グルテンフリー」という言葉は、テニスの一流選手であるジョコビッチ選手が、体調に悩まされ成績もすぐれなかった時に、グルテンを断つという健康療法を行ったところ体調が回復し、素晴らしい成績を収めることができたことから、一気に有名になりました。
もともと、人間そのものが小麦を消化するのを苦手としており、日本人にも小麦の消化があまり得意でない人が一定数いると言われています。
さらに1%の人は、グルテンが身体に害を及ぼしてしまう人がいます。
セリアック病という病気であり、ジョコビッチ選手はこの病気であったと思われます。
セリアック病は欧米人に多いと言われており、腸の中でグルテンが過剰に反応してしまって、腸の壁に炎症を起こしてしまいます。そのため、吸収が悪くなってしまうのです。
グルテンはリーキーガットを引き起こす。
グルテンに対して、何の問題もない人は小麦を摂取しても特に問題はないのですが、グルテンを胃で消化するのが苦手な人は、できるだけグルテンを摂らないようにしたほうがいいと言われています。
というのも、現在、私が改善しようと取り組んでいるリーキーガット症候群ですが、この症候群は腸の細胞と細胞の間に隙間を作ってしまうことにより、腸の中から消化されていない食物などが腸の外に漏れ出てしまうという症状を起こすのですが・・・・
腸の細胞と細胞の間に隙間を作る物質が「ゾヌリン」というものであり、そのゾヌリンの原材料となるのが「グルテン」になるのです。
グルテンの成分である「グリアジン」が腸の細胞に働きかけることで、ゾヌリンが分泌されてしまいます。
腸の細胞と細胞の間の隙間をしっかりと閉じてくれているのが、「タイトジャンクション」とい強固なタンパク質であり、通常、このタンパク質が、細胞と細胞の間の隙間をしっかりと埋めてくれています。
ゾヌリンは、なんとこのタイトジャンクションを開いて、腸粘膜細胞の間を物がすり抜けられるようにしてしまうという、なんとも迷惑なタンパク質なのです。
なので、グルテンが胃でうまく消化できない人は、グルテンがそのまま腸に行ってしまうため、腸細胞に隙間を作るゾヌリンの材料となってまい、リーキーガットを引き起こしてしまう可能性が非常に高いのです。
そして、このリーキーガットがひどくなった状態が、セリアック病なのです。
日本人は、もともとお米を主食としてきたので、グルテンフリーにしても、小麦の代替品としてお米やトウモロコシなどを摂ることができるため、比較的グルテンフリーにするのは容易だと思います。
私も、パンが大好きでしたが、パンの代わりに白米とトウモロコシの蒸したものを食べるように変えました。
ただ、注意しないといけないのは、グルテン過敏症の人は、トウモロコシに対しても同じように過敏反応をする人がいることが2013年のセリアック病の研究結果で分かっています。
トウモロコシ由来のタンパク質が、小麦のグルテンと同じような反応を引き起こします。
また、トウモロコシに対しての過敏症を持っている人は、乳製品や肉にも注意を払う必要があります。
というのは、牛の餌にトウモロコシを使用しているケースが非常に多いからです。
さらに現代は小麦の品種改良が進んでいるため、50年前の小麦とは似ても似つかない小麦が市場に出回るようになっています。
品種改良された小麦のグルテン量は、昔の小麦の何十倍にも増えているため、セリアック病なのど患者が現代社会に急激に増えてきている原因だともいわれています。
なので、今はスペルト小麦(古代小麦)を栽培する農家なども出てきています。
他にもあるグルテンを摂ることのデメリット
グルテンによる被害を防止するにはグルテンを摂らない。つまりグルテンフリーにするのがベストですが、特に意識してグルテンフリーにしなくても、和食中心の食事を摂っていれば自然とグルテンフリーを実践できています。
ただ、どうしてもパンが大好きでやめれない。ケーキも食べたい!! という人も多いと思います。
そういう人は、グルテン対策の1つとして、普段から腸内環境をしっかりと整えておくことが大切です。
腸内環境が悪い状態で、グルテンをどんどん摂ると、リーキーガットになる可能性だけでなく、アレルギーを起こす可能性があります。
というのは、腸内環境が悪いと、あのモチもちとしたグルテンが腸内で消化されにくく負担がかかるため、早く外に出そうとしてアレルギー症状が出やすくなってしまうのです。
なので、グルテンを早く消化してくれるように腸内環境を整えておく必要があるのです。
さらに、小麦の中のアミノペクチンAというでんぷん成分は、急激に血糖値を上げます。
一般的に小麦は一番血糖値を上げやすい食べ物だと言われているのです。
一般的に、グルテンフリーは実践しても、普段の食事バランスを崩すことがない安全度の高い食事制限だと言われています。
小麦を使った食べ物は、どれもとても美味しいので、なかなか止めるのは辛いかもしれませんが、できれば毎日の食生活の中で、少しずつ減らしていくことをお勧めします。
リーキーガット改善計画3週目に行ったグルテンフリーの結果はいかに?
ということで、リーキーガットになってしまっている私としては、何がなんでもグルテンフリーにする必要がありました。
おそらく、私がリーキーガットになった原因は、グルテンと乳製品だと思います。
毎日必ず、朝はパンとヨーグルトを食べるという生活を長年送ってきました。
さらにパンケーキ大好きで、タイに来てからもパンケーキの美味しいお店を探しては食べ歩きするくらいでした。
リーキーガットを改善するには、グルテンフリーにすることが必須だとわかりましたので、これからも余程のことがない限り、グルテンを摂らないようにしていこうと、固く心に誓いました。
なので、3週目は小麦製品を一切口にしないでがんばりました!!
その結果は・・・。お腹の調子がとても良い感じです。
毎日、腹部に鈍痛のような重さを感じていて、腸を触ると痛くて、遠赤外線で温めたり、腸揉みをしたりという対処法を行っていましたが、全然痛みは取れませんでした。
ところが、今は、あまり腸に痛みを感じません。さらにお腹がとても軽いです。
触ったり揉んだりすると、まだ若干痛みは感じますが、前のような痛みではなく、腸揉みをすると数秒で痛みが消えます。
また下腹は、糖質を控えていることもあるのか、完全にぺちゃこになりました。
腸に痛みがなくなったら、リーキーガットが改善できた証拠なんじゃないだろうか?
なんて、自分では思っているのですが、これから、どんな風に腸が変わってくるのか楽しみでなりません。
ということで、第4週目に取り組むことは、
「今度は乳製品も完全に止めてみる」
ということです。
その理由については、次回、またご紹介したいと思います。
第1週目、2週目の結果は下の記事からご覧ください。
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