この場所でスパを開業するの? 元女性警察官コンビがバンコクで出会ったピンクの物件 第7話

お店のご紹介
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登場人物
トヨ : バンコクRENEスパの日本人店長(この物語の主人公で元警察官)
ナツコ(ナコ先生)頭蓋仙骨療法士&整体師 (もの物語の主人公で元警察官)
Kちゃん:日本のRENEの女社長でトヨの親友
S会長 :RENEのグループ会社の会長でKちゃんの叔父さん
Rさん:現在のRENEスパの共同経営者(現在のタイRENEの日本人社長、黒ガリンの輸出担当。今回の話の中ではまだRENEの仕事をするとは決めておらず、お手伝いで参加)
A氏:最初スパを経営したいとS会長に話を持ちかけてきた日本人男性 

ご訪問ありがとうございます。

前回は、トヨとナツコがタイに初めてタイにやってきて、現在の私の相棒であるRさんと初めて会った状況についてお話しました。

バンコクで出会った元女性警察官コンビの頼もしい相棒を紹介します!第6話
登場人物 トヨ : バンコクRENEスパの日本人店長(この物語の主人公で元警察官) ナツコ(ナコ先生):頭蓋仙骨療法士&整体師 (もの物語の主人公で元警察官) Kちゃん:日本のRENEの女社長でトヨの親友 S会長 :RENEのグループ会社の

 

今回は、なぜ、ホワイクアンというほとんど日本人がいない場所でスパを開業することになったのか?

現在のRENEスパとなる建物との出会いと、お店の経営体制の急展開について書いて行きたいと思います。

 

バンコクRENEスパとなる物件との出会い

下の写真は、現在のバンコクRENEスパです。

今でも、お客様から

 お店はとても可愛いのですが、なぜこんな場所でスパをやろうと思ったのですか?

という質問を頻繁に受けます。

 

RENEスパの物件は、Rさんが探してきました。

この物件を見つけたばかりの時の写真が下になります。

外壁の色は、見つけた時も同じピンクなのですが、以前はタイマッサージ店だったようです。

場所は、バンコクの日本人が居住する「トンロー、プロンポン、エカマエ地区」からは、30分程離れた場所にある「ディンデーン・ラチャダ」というエリアにありました。

 

Rさんがなぜ、このディンデーン・ラチャダ地区で物件を探したのかといいますと・・・

 

① A氏のタイ人の奥さんがマネージャーをする予定なので、ターゲット客は日本人ではなくタイ人になる。

② この物件のすぐ裏に「ホーガンカー大学」という、私立のお金持ちのお坊ちゃん、お嬢ちゃんが通う大学があり、この大学の女子大生をターゲットにしようと考えている

という2つの理由からでした。

 

そして・・・前回の続きから話ますと、トヨ達が初めてタイに来て、ホテルでお会いした Y氏 と Rさんから案内されたのが、このピンクの物件でした。

 

私達がこの物件がある場所に案内された時、時間帯は午後4時頃だったので、周囲には帰宅途中の大学生で溢れかえっており、また物件の前の道は抜け道になるため非常に交通量が多く、すごく活気があり賑わっている場所であることがわかりました。

 

この状況を見て、S会長が

会長1
会長1

S会長 :

この場所いいね~。おもしろいね~。

 
 と一目で気に入ってしまったのです。
 

さらに、このピンクの物件の中を見せてもらった時には

会長4
会長4

S会長 :

この壁をもっと薄いピンクに塗り替えて、窓は全部透明のカーテンにしたらずいぶん感じが変わるよ! 

 
 とリフォーム案を、次々に話し始めたのです。
 

というのも、S会長 はもともと「インテリア」の会社を経営されていたのです。

 

この時はもうすでにインテリア関係の仕事は引退してされておりましたが、数年前まで東京の青山に輸入家具とインテリアの会社を構え、東京ディズニーランドのインテリア等も手がけた人物でした。

 

このS会長の興奮ぶりに、A氏 も Rさんもとても驚いておりましたが、もっと驚いたのは突然S会長が

会長1
会長

S会長 : この店には、俺が投資する。俺がやる!

 と突然言い出したのです。
 

そして・・・

すぐに大家さんを呼んで、あっという間に賃貸契約を交わし、前金もS会長が即金で支払うという急展開で事が進んでしまったのです。

 

そして・・・なんと、もうその日のうちにリフォーム業者を呼んで、リフォーム案を伝え見積もりを出してもらうことになりました。

なんとも早いS会長の動きに、この場にいた全員が唖然とさせられました。

S会長は、とにかく商売に関する嗅覚がすばらしく、これだ!と思ったことは自分の勘を信じて投資される方です。それで今まで大成功を収めてこられた方です。

後から話を聞いたところ、スパが成功するとは思わなかったそうですが、このままA氏にやらせておくと問題が生じるという危機管理能力が瞬間に働いたらしく、その場でこの決断をされたそうです。

すごいですよね~!!

最初は、RENEスパには一切無関係だったトヨ

そんなことから、最初のA氏の奥さんがお店を開業するという話から180度展開が変り、S会長がビジネスパートナーとして加わる・・・というより、A氏 は S会長に雇われるという形になってしまったのです

 

A氏は、最初からS会長にいくらかは投資してもらうつもりでいたようですが、S会長がオーナーになるとは思っておらず、あくまでも自分がオーナーで経営していくつもりでいたようです。 

 

Aさん2
Aさん2

A氏 : ちゃんと給料をいただけるなら、雇われオーナーでもいいですよ。

 
・・・と、自分の思い通りにできなくなってしまったA氏は、言葉の端々に不満が出ておりましたが、前金でどんどん支払いを済ましていくS会長に面と向かって文句を言うことはできませんでした。
 
 

そして、すぐにリフォーム業者も決まり、カーテン等もオーダーし・・・と、バンコクに来た初日に、とんとん拍子でスパ経営に向かって進みだしたのです。

 

ところが・・・

最初に、スパをやりたいと言ってた、その肝心の A氏の奥さんの姿がどこにもありません。

普通、自分が店長をしようとしていた店なら、物件を決める時に来ないというのはおかしな話です。

それで、トヨがA氏に尋ねました

 

toyo2
toyo

トヨ:奥さんは来られないのですか?

 

奥さんとスタッフの子に、マッサージを教える予定で、日本から先生に来てもらったんですが・・

 
Aさん3
A氏

A氏 :先にスタッフの子を指導してくれ。嫁は今忙しくてバンコクには来れない

という返事しか返って来ません。
 
 

結局・・・・・

翌日には、S会長がオーナーになることが決まったため、奥さんは機嫌を損ねたのか、もうやる気がなくなったのか、タイ人独特の「なんでも嫌になったらすぐにやめる病」が出たみたいで・・・・

 

Aさん5
Aさん5

A氏 : 嫁はもうやりたくないと言っている。嫁の代わりに自分が店に出てタイ人の女の子達を使って、店を営業していく

 
という返事をもらうことになり、奥さんに変って A氏自身が 管理だけではなく営業もすると言い出されたのです。
 
 

これには、S会長が難色を示しました。

会長3
会長

S会長 : 

僕はずっとタイにはいないから、もちろんA氏には責任者としてお店の管理はしてもらわないといけないけど、店に出てお客さんの相手をするのはまずいんじゃない?

 
ということになりました。
 
 
 
なぜかと言うと・・・

A氏の見た目が、

とてもスパやエステサロンの店長タイプではなく、いわゆる農家の年配のおじさん

であり、さらに、

いつもとても険しい難しい表情をされているので、タイ人スタッフやターゲットにする女子大生達が怖がるだろう

という理由でした。

 

さらに、A氏は奥さんが日本語を喋られるのでタイ語が全くできず、タイ語での接客ができないと話にならないと考えたからです。

 

それで、S会長は突然、そばにいたRさんに

会長4
会長4

S会長:

R君が店長をしなさいよ。

悪いけど・・・、Aさんは年も取ってるし、顔が怖いからお店に出ると、お客さんが怖がって来ないよ

Aさんは、責任者として経理を担当したらどう?

 
と言い出したのです。
 
 
 
A氏は、もともと美容業界で働いていたためエステサロンを経営しているノウハウは持っておられたようです。
なので、この提案はさずがにプライドを傷つけられたみたいで、かなり気分を害しておりましたが、やはり・・・A氏には申し訳ないのですが、やはりエステサロンの店長としてお店に出るなら
 

タイ語が喋れて

スタッフのタイ人を指導でき

お客さんにはタイ語で冗談も言える

Rさんが適任でした。

 

けれど・・

最初の立ち上げのお手伝いをするだけと考えていたRさんは、自分の意志とは裏腹にあれよあれよと急展開で流れが変わっていくことに戸惑いを隠せませんでした。

 

そんなことから・・・

バンコクRENEスパの始まりは・・・

 

S会長がスパを経営し、A氏を雇用するという形で、スタートすることになってしまいました。

 

しかし・・・

トヨとナツコの目から見ると

どうも、S会長とA氏の2人の関係はうまくいくようには思えない・・・

という予感がしました。

 

そしてこの後、トヨがバンコクRENEスパを経営するようになるまでには、まだまだ紆余曲折があり、ずっと先のことになるのです。

 

現在RENEスパは、スパ業務の他に黒ガリンガルの買い付けと輸出業務も展開することになったため、タイで会社を設立して、この当初メンバーではなく、Rさんが会社の社長兼お店のオーナーとなり、トヨがパートナーとなりスパの店長を務め、共同で経営しております。

 

始まりはこんな感じで、トヨにはなんの関係もない状態でスタートしたのです。

なので・・・・、この急展開の話も、この時のトヨは「自分には関係のないこと」と考え、全く他人事にしか考えていなかったのです。

 

その結果、この先、とんでもなく大変で辛い経験をすることになっていくのです。

可愛らしいタイ人スタッフのマッサージ指導スタート 元女性警察官コンビのスパ経営物語 第8話
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お店のご紹介元女性刑事コンビがスパ経営物語
バンコク リンパマッサージ&理学整体スパ RENE
小顔&リフトアップマッサージ、リンパ痩身、理学整体、内臓整体、頭蓋仙骨療法、頭蓋マッサージ、チベット式足裏温灸マッサージ等「美と健康」をテーマにしたオリジナル施術をご提供する日系スパです。スタッフはタイの国家資格を持つ女性理学療法士です。
この記事を書いた人
「バンコクリンパマッサージ&理学整体スパ RENE」店長 Toyo

元奈良県警の女性刑事から転職した変わり種セラピスト(大阪出身奈良県在住、現在バンコク在住)

20年間強行班係(殺人・強盗・強姦等の凶悪犯罪を取り扱う係)の刑事として仕事をしてきたため、検視や解剖業務に携わることが多く、人体や健康に非常に興味を持ち解剖学や生理学等の勉強に励み、健康管理士や心理カウンセラーの資格も取得しました。

その後、友人や同僚等、家族などを相次いで癌や心筋梗塞等で亡くしたことをきっかけに、健康関連の仕事をしたいと考えるようになりました。そして、友人が健康食品&化粧品製造会社であるRENE(レーネ)を起業する際にスカウトされて転職を決意しました。

タイにはサプリメントや化粧品の原料となる「山の神様の贈り物」と呼ばれる黒ガリンガルを買い付けるためにやってきましたが、本格的に黒ガリンガルの輸入を開始するためタイで会社を設立することとなり、その際、会社の事務所と併設したリンパマッサージスパを開店しました。

しかし最初はタイ語ができないこともあり、タイ人スタッフに翻弄さる日々が続き、騙されたり、お金を盗まれたり、お客さんが来ない日が続いたり…と、ハチャメチャなスパ経営を行っておりましたが、1年後にはタイで有名なホリスティック医療センターのオーナーに、取得している資格や知識、リンパセラピストとしての技術が認められ、同センターに招かれることとなりました。そこで日本式のリンパマッサージの技術指導に当たるとともに、世界最先端のホリスティック医療や理学整体を学びました。

現在は再びRENEスパに戻り、ホリスティック医療センターで学んだ知識を活かして、国家資格を持つ理学療法士達と共に、リンパマッサージと理学整体をメインとした数々のオリジナル施術を考案し、「美と健康」をテーマとした施術をみなさまにご提供しております。

スパを経営するまでの詳しい経緯はこちら

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