トヨが、スパ経営をしようとと決心してバンコクにやってきてから、すでに2ヶ月が過ぎました。
でも、予定通りに事は運ばず、ビジネスビザもなかなか取れず、相変わらずスタッフの入れ替わりもあり、すでに2ヶ月が過ぎてしまいました。
ビザは、とりあえず観光ビザを取得したので、3ヶ月はタイにいることができるものの、お店で自ら施術して働くことができないため、スタッフがいないことには経営はなりたちません。
2月下旬、新しいスタッフのヌッチちゃんは、2週間無断欠勤したため信用できないと判断し、辞めてもらったため、また振り出しに戻ってしまいました。
その様子は前回のブログでご紹介しております
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2週間も無断欠勤したのに「どうして働かせてくれないんですか?」と哀願するスタッフ(元女性警察官コンビがバンコクでスパ経営物語33話)
ポメチワのサクラちゃんが、お店にやってきてからというもの、とてもお客さんが増えました サクラをボウルの中に入れて、外から見える椅子の上に置いておくと、外からサクラを見た女子大生たちが きゃっ〰可愛い!! と言って、お店の中に入って来てくれま...
トヨの相棒で会社の社長のRさんは、黒ガリンガル事業に本格的に乗り出していたため、その関係の社員が数名おりましたが・・・残念ながら全て男性社員になるため、そちらからサロンの方に人材を回してもらう・・・・というわけにもいかない状況でした。
toyo
再び、新しいスタッフを探すか・・・
それもと、諦めて日本に帰るか・・・
トヨはとっても悩んでおりました。
日本人のことを良く分かってくれるスタッフが見つかりました
そんな時、Rさんと同じコンドミニアムにすむ Kさんが、バンコクRENEスパに差し入れを持って来てくれました。
Kさんは、学生ビザで1年半ほどタイに滞在しておられる方で、彼にはタイ人の婚約者がいました。
それで、お店の現状をKさんに話して、
toyo
と尋ねたところ、
と切り出したのです。
現在、韓国人が経営するスパで働いているんですが、給料も安いし、待遇も良くないので、結婚と同時に辞めさせようかと考えていたんです。
でも、彼女はエステの仕事が好きみたいで、仕事はやりたいけど店を変りたいと言っています。
もし、彼女を雇ってくれるなら、彼女に話をしてみます
という、なんともラッキーな話が舞い込んできたのです。
toyo
ということで、Kさんから彼女に話をしてもらうことになりました。
数日して、Kさんから
是非働かしてもらいと言っています。
けれど、現在働いている店が、契約上、辞める場合は2ヶ月前から申し出しないといけないことになっているため、働けるとしても4月下旬からか、下手したら5月になってしまいそうなんですが、大丈夫でしょうか?
それでも可能なら、すぐにでも辞める手続きをすると言っています
と連絡がありました。
この時は、まだ2月の下旬だったので、1ヶ月先か下手したら2ヶ月先になってしまうことがわかりました。
けれど、とってもありがたい話だったので、信頼できるKさんの彼女に4月か5月から来てもらうことに決めました。
この時点では、まだトヨはビジネスビザと労働許可証を取ることが出来ずにおりました。
トヨがビジネスビザを取得するためには、資本金200万バーツとタイ人4人の雇用が必要でした。
資本金200万バーツの増資はすでに完了しておりましたので、あとは、とにかくスタッフを4人雇わないとけいません。
黒ガリンガル商品の営業とマーケティングでスタッフ2名については、3月から雇える手筈がついていたので、なんとしてもあとセラピストを2名を確保する必要がありました。
なので、お店は一時休店にして、4月か5月に仕切り直しということにしました。
それまでにもう一人セラピストのスタッフを確保して
2名をしっかりと教育してマッサージを教え込み、
トヨもなんとかそれに間に合うようにビザと労働許可証を取得する
という流れで進めることになりました。
元モデルのガーンちゃんの雇用
良い流れが来ると、不思議と良い話がすぐに舞いこんでくるもので、それから数日後、Rさんのタイ人の友人から連絡があり
南アフリアカで暮らしていた30代のガーンという名前のタイ人女性やねんけど、今働き先を探している女性がいる。
その子は旦那さんが事業に失敗したことで離婚して、先年、タイに戻ってきたらしい。
元々、彼女はモデルとかもしていた綺麗な子やねんけど、年齢的にもうモデルをするのは厳しいため、手に職をつけようと考え、フェイスマッサージやボディマッサージの資格を取ったらしい。
将来は自分の店を持とうと考えているらしが、セラピストとしての経験を積みたいので、スパで働くのを希望している。
Rさんのところで雇ってもらえないだろうか?
という依頼があったのです。
それで、すぐに面接をしようということになり、店に来てもらいRさんと二人で面接を実施したところ・・・・
今までの子と全く違って、綺麗で上品で頭の良さそうな子だったのです。
南アフリカに居ただけに、英語も喋れますし、元モデルだけあり、人に対する接し方もあか抜けていました。
これはいけると考えたトヨは、どの程度、マッサージができるのかを確認するため、すぐにマッサージをさせてみましたが・・・
やはり、これは習ったばっかりということもあり、また所詮タイのマッサージ技術ということもあって即戦力にはならない状態でしたが、練習をさせればすぐにものになる予感はしました。
そんなことから、トヨは、Kさんの婚約者が来てくれるまでの間、みっちりとガーンちゃんをセラピストとして育てることに決めました。
ガーンちゃんには、数日後からお店に来てもらうことになりました。
とても真面目な人柄であり、さらに、とても練習熱心でした。
見込みが立つまでお店は閉めることにしていたのですが、やはり何人か常連客になってくれていた大学生がいたため、その子達にはガーンちゃんの練習のモデルになってもらいました。
ガーンちゃんは、とても練習熱心でした。
とにかく、早く上手になりたい
という思いが、その練習態度からは滲み出ていました。
また、南アフリカで生活をしていた時に、慣れない英語にとても苦労した経験があるため、海外で言葉を覚えながら働こうとしているトヨの立場を良く理解してくれており、とても親切にタイ語を教えてくれました。
親切な大学生コンビユイちゃんとサポイちゃんの卒業
ちょうど、この時期、トヨにとても良くしてくれたユイちゃんとサポイちゃんが大学を卒業してしまい、お店には来てくれなくなりました。
二人が卒業する少し前、サポイちゃの誕生日も重ったこともあり、トヨのアパートでお誕生日会をしました。
日本のそうめんが食べたいというので、私がそうめんを作り、二人がタイ料理を作ってくれて、とても楽しいひと時を過ごしましたが、彼女達と会うのも、これが最後となってしまいました。
二人は、それぞれ就職し、ユイちゃんも彼氏とルーフィーと一緒に違う場所に引っ越してしまいました。
そんなこともあり、とても寂しくなったトヨでしたが、ガーンちゃんが来てくれたおかげで、今度は少し大人の友達ができて、それはまた楽しい毎日を送ることができるようになるのです。
なので、このガーンちゃんは、今は辞めてしまっておりませんが、トヨにとっては、とても親切に良くしてもらった大好きなタイ人のひとりであり、今でも感謝している存在の女性になるのです。
そして・・・
これから2ヶ月後に、Kさんの婚約者であるゲウちゃんがお店にやってきます。
このゲウちゃんも、とても可愛らしい素直な良い子であり、この二人と仕事ができことは、今でも楽しい思い出となっています。
次回は、ゲウちゃんの紹介をしたいと思います。