再び一からのスタートとなった、RENEスパの経営ですが、優秀なスタッフ2名が相次いで病気と妊娠で辞めてしまったことから、新しいスタッフ探しが早急となりました。
スタッフを雇わない事には、お店は再開できないけれど、変な子は雇いたくないし・・・・
散々、スタッフに翻弄されたToyoにしてみれば、お店の経営がうまくいくかいかないかはスタッフ次第ということが分かっているだけに、できれば慎重に選びたかったのですが、そんなのんびりしたことも言ってはいられない状態でした。
先ずは、チーフ的な存在となる30代位の子を育てて、次に20代の子を二人雇うというのがToyoの構想でした。
これも急がないと、次のToyoのビザの更新が通らなくなってしまいます。
遅くとも、半年以内に体制を整える必要がありました。
そこで、まずは様子を見極めようということで、アルバイトとしてメムちゃんんという美容学校を出た30代の女性を雇うことになりました。
その状況については、前回の記事で書いておりますのでご覧くださいね。
何もかもが今までの子と違うメムちゃん!!
そんな状況でしたので、メムちゃんがどんな子か良くわからないまま、面接の翌日からお店に出勤してもらうことになりました。
ところが、ところがですよ!!
初日から、彼女はびっくりぽんの連続でした!!
まず、初日にお店に出勤してきたときの服装がこれ☟
露出度が激しすぎて・・・・
出勤場所を間違えてるような・・・
とても似合っていて、可愛いのですが・・・
ということで、いきなりびっくりぽんだったのです。
制服に着替えるのだからいいじゃない・・・
ということになるのですが、まだ何もできない子に、お店のネーミングが入った制服を着せるのは抵抗があったので、一応、ある程度様子を見てから着せるつもりでいました。
それに、まだお店はとても開店できる状態ではなかったので、彼女をある程度仕上げるまでは、休業状態のまま、みっちり特訓するつもりでおりました。
なので、明日からは、もう少し考えて服を選んでくるようにと注意しました。
そして次の日・・・
一応、彼女なりに考えて服を選んできたのだとは思うのですが・・・・・・
やはりこれも、谷間くっきりで、ちょっとエステサロンには不向きです・・・。
どうやら、彼女は胸に自信があるようで、やたらに胸を露出したがります。
今までのスタッフで、胸の谷間を見せるような服を着て来た子は一人もいなかったので、ちょっとびっくりでした。
(どちらかというと普通のタイ人女性は、自分の裸等を人に見られるのを嫌がります。とてもつつましやかな一面を持っています。)
なので、トヨには
この子、本当は洋服店の店員さんじゃなくて、飲み屋で勤めていた子じゃないだろうか?
という疑いが強くなってきておりました。
なので、まぁ・・・この服装なら許せる範囲か・・・と思いながらも、今までのスタッフと彼女との感覚の違いに不安を覚えずにはいられませんでした。
そして彼女には、リンパマッサージの説明や、お店のメニューの説明、商品の説明等の接客をさせる必要があることから、いつも通訳をお願いしている大学生のみゆきちゃんに来てもらい、指導開始となりました。
みゆきちゃんは、日本人の父とタイ人の母を持つハーフです。
彼女は最初お客さんで来てくれていたのですが、あまりにもタイ語が上手いので、それからずっと会社の通訳をお願いすることになりました。
この当時は、まだ大学生で、色白の可愛らしい子でした。
彼女に来てもらって、2日間を接客の教養に当てることとなりました。
みゆきちゃんに、メムちゃんに対する第一印象を聞いてみたところ・・・
先生〰、ガーンさんやゲウちゃんとは、あまりにも違いすぎますね〰。
お店のイメージが変っちゃいませんか〰。
ということで、かなり心配だと言われました。
頑張って、育てます・・・
としか言えないトヨでした。
メムちゃんのびっくくりぽんな嘘の経歴
トヨはメムちゃんに対して、かなり不安があったので、教養を実施する前に、メムちゃんが今までどういう経歴だったのか詳しく聞いてもらうことにしました。
すると・・・!
最初は、洋服店の店員だと言っていたのが、みゆきちゃんの巧みな誘導に乗せられて
ついに、
ずっと長い間、オーストラリア人の愛人をしていた
ということを暴露したのです。
そして、オーストラリア人の彼氏が国に戻っている時は、飲み屋さんでアルバイトをしていたということで、やはり飲食業界で働いていたことがわかりました。
洋服店の店員をしていたというのは、真っ赤な嘘でした。
いきなり嘘をつかれたトヨは、美容学校に行っていたという話にも疑いを持ち、そのことも聞いてもらいました。
確かに学校に通って卒業し、美容師の認定資格も持っているとのことでした。
でも、実際に美容師として働いた経験はなく、職歴としては、飲み屋でのアルバイトだけでした。
彼女が愛人生活を約7〰8年続けていたらしいのですが、その愛人が数ヶ月前に、彼女を捨ててオーストラリアに帰ってしまったそうです。
それで、自分で働かなければならなくなったのが現状だということがわかりました。
なんともまぁ・・・
びっくりぽんの連続です!!
働いた経験がほとんどない子に、体力仕事で接客も必要なセラピストなんてできるんだろうか〰??
更に不安になりました。
その不安は、通訳のみゆきちゃんも感じていたようで、
先生、かなり難しいことを通訳しているのですが、彼女全然メモを取らないのですが、わかってくれてるのかどうか不安です
メモ取るように言ってよ〰
言ってるんですが、取らなくても大丈夫と言って聞いてくれません。
先生、大丈夫でしょうかね〰、あまりやる気がないような気がします〰。
それに、下品なタイ語を喋ります。
お客さんの接客大丈夫ですかね〰
・・・・と、こんな感じで、最初からかなり不安のあるメムちゃんでした。
ところが・・・今度は良い方のびっくりぽんで、マッサージを教えると・・・・
これが、凄く物覚えが早くて、手の動きがいいんですよね〰
なんとかマッサージには期待が持てそうなので、とにかく接客を徹底して教えるしかありません・・・
ということで、さっそく次の日からメムちゃんの友達に来てもらって、接客のシュミレーションをしました。
更に、胸開き服はやはり駄目なので、少しでも上品に見えるように、制服のサンプルとして以前に買ったピンクのブラウスを着せました・・・
接客シュミレーションは、なんとか面白がって言われるがままにニコニコしながらやってましたが、
これもいつ飽きるかわからない?
と言ったお遊び感覚でやっているような感じで、真剣味が感じられません・・・・
ただ、性格は嘘つきながら、気は悪い子ではないことは感じられました。
今から振り返ると、おもしろい子だったな〰と思うことができるのですが・・・・・
この頃のトヨはきっと、毎日、目が吊り上がっていたと思います。
駄目なら、早い目に見切りをつけよう!!
そう思いながらも、次第に指導に熱が入るのを自分で感じておりました。
なんとか、ナコ先生に痩身の指導にタイに来てもらうまでには、フェイスマッサージだけでも一人前にできるようにしておきたい!!
いつしか、その思いで必死になっていた気がします。
元女性警察官コンビがバンコクでスパ経営物語の目次はこちら
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