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現在、バンコク RENEスパの店長である私「トヨ」が、長年勤めた警察を辞めて、警察時代の同期生であったナツコこと「頭蓋仙骨療法の先生であるナコ先生」に助けられながら、バンコクでスパを経営するようになった経緯と、ハチャメチャなスパ運営について、物語風に連載しております。
前回は、スパを開業する予定の物件との出会いについてお話しました
第8話目の今回は、スパで雇う予定の可愛らしいタイ人女性との初顔合わせの様子について、お話したいと思います。
まずは・・・トヨとナツコがお待ちかねのバンコク観光に出かけるぞ!
どこもかしこも、金ぴかで本当に綺麗。
日本にはないタイのお寺に、かなり興奮しました!!
ワットポーに興味のある方は、私が解説している旅のポータルサイトで紹介していますので、参考にしてくださいね。
ということで、午前中はRさんの案内でワットポーを満喫した二人は、午後からのスタッフの対面に向けて心を躍らせておりました。
女子大生ポップちゃんとの出会い
私達が、大急ぎでホテルに戻って来ると間もなく、雨が降り出しました。
Rさん : たぶん、遅れてくるでしょうね~
Rさんのこのつぶやきに、この時点でトヨとナツコにしてみれば、「なんで遅れてくるとわかるんだろう?」と、不思議でした。
トヨ:どうして、遅れてくるってわかるんですか?
Rさん:
雨だからですよ。
バンコクの渋滞はひどくて、雨が降るとさらにひどくなります。なので、たぶん遅れてくるだろうと思います。
ナツコ:でも、今は雨季だから雨降るってわかってるし、その渋滞の時間を考えて行動せえへん
Rさん:
日本人であれば当然そうします。
でも、タイ人は、遅れることをあまり気にしていないので・・・。
もちろん、きちんとした大手の会社で働いている子とかは別ですが、普通のタイの子は待ち合わせの時間には、まず時間どおり来ないです
ということで、まだこの時のふたりは、いかにタイ人が時間にルーズな国民であるか、あまりピンと来ておりませんでした。
しかし、トヨに関しては、バンコクでスパを経営するようになった時に、この時間を守らないという国民性にとんでもなく苦しめられることとなるのです。
それから1時間待っても、採用予定の二人は来ません・・・
Rさんが、何度もラインで連絡を取っていましたが、かなり遅れそうです。
3人とも待ちくたびれて、ソファーでうとうとし始めた時、やっと二人のうちの一人「女子大生のポップちゃん」がやって来ました。
かれこれ1時間以上は遅れての登場です。
身体が小さくて細い、まだあどけない子でした。
サワディーカーと挨拶をかわしたものの・・・
遅れたことの謝罪をしているような感じはありません。
ナツコ: あれっ?? 遅れてごめんなさいはないの?
Rさん:
驚いたでしょ?
タイの子って絶対に謝らないので、これ普通です。
もう、最初から、驚きの連続でした。
日本じゃありえない感覚です!!
いえいえ、こんなのタイでは普通だから・・・
(でも、今のRENEスパの理学療法士スタッフは、タイ人らしくないのか、親の躾が良いのか、今まで一度も遅刻したことがなく、間違えばきちんと謝るし、本当に良い子達なので安心してくださいね~!)
ということで、あらためてタイに来たんだな〰と実感した二人でありました。
そして、結局、もう一人の子は来れそうにないということで、ポっプちゃんだけ先に指導することになりました。
いよいよナコ先生(ナツコ)のマッサージ指導がスタートしました
ナツコ : まず、どんなマッサージかを知ってもらうために、私がポップちゃんの施術を先にしてみますね。
実はトヨも、ナツコの施術を見るのは、この日が初めてであり、ドキドキしておりました。
そして、施術が始まった途端、トヨもRさんも固まってしまいました。
凄いマッサージ!!
これ、素人のタイ人にできる??
どう考えても無理でしょう〰〰
そうなのです、ナツコの施術は、とんでもなく高度なリンパマッサージだったのです。
(現在のRENEスパのフェイシャルマッサージは、このナツコのベーシックなコースに整体の技術を組み入れたさらに高度な内容になっております)
Rさん: これ・・・絶対にタイ人には無理でしょ・・・・・
ナツコ:
そぉ〰かな~。
無理かな~。
練習したらできるよになるよ〰
トヨ:イヤイヤ、これは・・・・・
相当練習しないと無理やろ~
高度な技術すぎて、タイ人が逃げ出すと思います。
女子大生を相手に、
服を着たまま、
学校帰りに気軽に受けれる
30分くらいのフェイスマッサージ
だったそうで、Kちゃんにもその趣旨で伝えていたそうです。
けれど、Kちゃんもナツコのマッサージを一度も見たことがなかったので、おそらくこんなに凄いマッサージだとは思っていなかっただろうと思います。
ナツコ: じゃあ、基本の技術だけ教えて、タイ人スタッフにもできるような簡単なマッサージのメニューを考えるわ~
ナツコ : とにかく、素質があるかどうかを先に見極めないといけないので、少し教えてみるわな。
トヨさん、施術のモデル役になってくださいませ〰
ところが、ところが・・
私とRさんの不安に反して、このポップちゃんは、なかなか手つきが良いのです。
ナツコ:
この子、練習させたら使えるよ〰。 とっても筋がいいです。
このポップちゃんですが、まだ大学生なのですが、昨日契約した店舗物件のすぐ近くに住んでいる子なので、
大学が終わった14時頃から閉店時までと、土日祝祭日は働ける
状態でした。
なので、Rさん的には、
もうひとり20代のしっかりした子をチーフで雇い、
その子には開店時から施術させて、
客が増えるまでは昼からポップちゃんに助っ人させる
という状態で進めようと考えていることがわかりました。
最初は、A氏の奥さんが店長になるという話だったので、Rさんとしては
Rさん : スタッフさえ集めれば、後は奥さんが教育するだろう
Rさん : 困ったな〰。
スタッフを採用した後の指導や教育まで、俺がやらないといけない状況になってきた
Rさん:ナツコさんにも遠い日本からわざわざ指導に来てもらったし、他の人を巻き込んでしまったからには、もう腹を決めて店長としてやるしかないな
そして・・・この時、Rさんが腹を決める覚悟を持ちだしたことで、この後トヨがスパ経営を手伝わなくてはいけない流れになっていくことを、まだまだ二人共予想もしないでおりました。
この後、ナツコの指導は続きましたが、トヨからしてみると
よくタイ語も通じないのに、片言の英語だけでここまで教えることができるものだな〰
と感心するくらい、ナツコは、教えるのが上手でした。
ナツコは、最初から、この道では「先生」と呼ばれるにふさわしい素質を持っていたのです。
警察学校の頃から、トヨがナツコに感じていたカリスマ性が、どんどん覚醒されはじめている気がしました。
ポップちゃんは、もうすっかりセラピストになった気分になっており、ナツコの指導を受けて、マッサージを覚えるのが楽しくて仕方がないという感じでした。
ナツコも、異国の子に日本式のリンパマッサージを教えることが楽しくて仕方がありませんでした。
普通では経験できないことを経験させてもらってるわ~あまり時間はないけれど、自分が教えられる精一杯のことを教えてあげようと思うねん
と考えるようになっていました。
これは、うまくいくかもしれないな〰
トヨは、ナツコがポップちゃんを指導する姿を見ながら、幸先の良いスタートに喜んでおりました。
ただし・・・、あくまでも他人事でしかありませんでした。
なので・・・・、途中からは
お腹が空いたな〰。いつまで指導を続けるのかな〰なんて、不謹慎なことを思っていたのですから・・・・・
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