ご訪問ありがとうございます。
バンコクRENEスパの店長である、わたくしトヨは、2か月前からリーキガット改善(腸活)計画と命名して、自分の腸内環境の改善に取り組んでおりますが、現在3か月目を迎えております。
大きな変化としては、
① お腹周りがとてもすっきりした
② おならが全く出なくなった
③ お通じが毎日ある
④ 身体のだるさ、倦怠感がなくなった
等を感じている状況です。
さて、2か月目は「徹底して良いアブラを摂る」ということに焦点を絞ってやってまいりました。
良いアブラと悪いアブラについては、前回の記事でご紹介しております。
今回は、悪いアブラとして前回紹介した、「植物性油」がなぜ悪いのかについて、もう少し詳しくご紹介したいと思います。
良いアブラを摂ることがなぜ大切なのか?(復習)
60兆個(37兆個という説もある)以上あると言われている私達の細胞は、「細胞膜」という膜に包まれています。
健康な細胞の細胞膜は弾力性に富み、酸素や栄養素をスムーズに細胞内に取り込み、老廃物、毒素を排出して、細胞は元気な状態を保ちます。
そして、大切なのが、この細胞膜を構成する中心成分が「脂質(アブラ)」だということです。
食事中の脂質が炎症を起こしやすい脂質である場合、細胞膜で炎症が起こり、細胞の機能が著しく低下します。
そのため、どのようなアブラを選んで食べるかは、私たちが想像している以上に細胞機能に影響を与えるというわけなのです。
ということで、私の先月分の支出のメインは、「良いアブラの購入」ということになりました。
やはり、良いアブラはとても高いです。
今までの私からすると、アブラにこんなお金を出すなんて考えられなかったのですが、自分の身体への投資だと考えると、おしゃれな服を買うよりも充実感を感じてしまったのが不思議です。
とうことで、私のお店のデスクの隣には、サンプル用のアブラがずらっ~と並んでいる状態になりました。
これは、タイで購入した商品になってしまうので、輸入品は関税やら送料やらも入っているため、日本で購入するよりは高い目かもしれません。(一応、参考までに)
カメリアオイル 250g 200バーツ(700円位)
MCTオイル 350バーツ 250g(1300円位)~
エキストラバージンオリーブオイル 250g に至っては600バーツ(2100円位)
エキストラバージンココナッツオイル 200g も600バーツ位
ギーバター 140g 450バーツ(1600円位)
最高に高いのが、アメリカ産高濃度CBDオイル 30ml 30000バーツ(10万円位)~これはコビット19予防にサプリとして使用しています
ということで、良いアブラは本当にとても高いのです。
さらに、オメガ3のオイルは傷みやすいので、今後は、現在スクールに入って指導を仰いでいるドクター石黒成治先生のおすすめの「オメガ3を多く含む亜麻仁の種」を購入して摂取するようにしました。(これについては、また別にご紹介しますね)
また、私は2か月前から間欠的ファスティング(16時間ダイエット)をしているので、昼間はアーモンド等のナッツ類をおやつとして摂取しているのですが、これも、品質にこだわると値段は高くなります。
私は、賞を取っている下のアーモンドをメインに摂取していますが、これも400g が 450バーツほどしますので、日本円だと1500円ほどになります。(だいたい1週間分です)
でも、これらのアブラを使って食事をしようとすると、必ず自分で料理を作ることになりますので、毎日、外食することを考えると安いものだと思います。
これらのアブラについては、ヘルスケア情報を発信しているRENEの別サイト「ヘルスケアライフRENE Thailand」の栄養学や脂質のコーナーで個別にご紹介していく予定です。
植物アブラ神話のウソ
では、植物性油がなぜ良くないのかについて、もう少し詳しく紹介していきますね。
前回のブログから紹介しておりますが、悪いアブラの代表が植物の種から抽出されたアブラです。
しかし、一時期、植物性のアブラは体にとても良いと言われて、多くの人が使用するようになりました。それはなぜなのでしょうか?
実は、これは私たちが、食品産業のマーケティング戦略にまんまとハマってしまっていただけなのです。
植物性油を使用とともに右肩上がりになったガンの発生率
1970年代、アメリカでは急激に植物アブラが使われるようになります。
とくに大豆油が右肩上がりに使われました。
この背景には、「植物油脂は健康に良い」という、大キャンペーンがあったのです。
同時に、「動物性油脂は体に良くない。(現在は完全に研究で否定されています)」というキャンペーンも広がりました。
その結果、みんながこぞって植物性油脂を使用するようになったのです。
そして、植物性アブラの消費量が右肩あがりになると同時に、心臓病を引き起こす率も右肩上がりになりました。
中国でも1990年代に植物性油脂の消費率がいきなり右肩にあがります。
これも、同じようなマーケティング戦略のせいなのですが、その結果どうなったかといいますと、乳がんと前立腺がんの発生率が大幅にあがったのです。
現在では、
植物性油は、前立腺がん、乳がん、大腸がんの罹患と関連がある
Bel Med Hosp Infant mex. 2016 2942
といった、植物性アブラを摂ることによる危険性が研究データで示されています。
植物性油脂に含まれるオメガ6の危険性
上記の研究データが示すことは、植物性油脂は体に良くないということであり、その原因として、植物油脂である、大豆油、ひまわり油、キャノーラ油、綿実油など、いわゆるサラダ油の主成分は、多価不飽和脂肪酸という、脂肪酸の中に複数の劣化しやすい部分を持っている「劣化しやすいアブラ」になるのです。
これらの劣化しやすいアブラをベースに私達の細胞がつくられると、当然、細胞機能は低下します。
また、植物性油脂にはオメガ6脂肪酸が豊富に含まれています。
オメガ6の脂肪酸は、炎症を起こしやすいアブラとして有名です。
なので、オメガ6がたくさん含まれているアブラを摂ると身体の中で炎症を起こしやすくなってしまいます。
では、このオメガ6脂肪酸という脂肪酸の正体は何なのでしょうか?
オメガ6脂肪酸は、体内でアルデヒド過酸化脂質という炎症を起こす物質に変化します。
このアルデヒドという物質が、DNAや細胞内のミトコンドリアを損傷してしまうのです。
オメガ6脂肪酸やオメガ3脂肪酸などは、必須脂肪酸と呼ばれるものであり、体内で合成することができないものなんです。
そのため、食べ物から摂取するしかないのですが、オメガ6を大量に摂取すると、上記の説明のように体の中で炎症を起こしやすくなってしまうのです。
さらに、オメガ6は、体内で分解された際にアラキドン酸という物資にも変化します。このアラキドン酸は、免疫系や血圧の調整に働いてくれるのですが、摂りすぎると動脈硬化や高血圧、脂肪肝、自己免疫性疾患、アレルギー疾患を起こしやすくなってしまうのです。
オメガ6は安価なので、加工食品にもたくさん使われています。
また外食産業では、高価なアブラを使用することはまずないので、ほとんどがこのオメガ6が大量に含まれた安価な植物アブラを使用していると考えた方がよく、摂りすぎてしまう可能性がとても高いのです。
反対に、同じ必須脂肪酸でもオメガ3は体内で炎症を抑制するように働いてくれるので、現在は、オメガ3が注目されるようになってきています。
ただし、このオメガ3にも落とし穴があります。
オメガ3はとても傷みやすいアブラになるので新鮮なものでないと意味がなく、開封したら1週間で使い切るくらいで使用しないと酸化してしまうのです。
そんなことから、食品業界としては、傷みやすいオメガ3を製品として売るより、オメガ3が取り除かれた、安価で製造できるオメガ6のアブラの方が流通させやすいということになったのです。
そして、その結果、オメガ6が含まれたアブラを売るために、植物アブラは体に良いという大キャンペーンが展開されたわけなのです。
植物アブラの危険な抽出方法
次に、植物アブラの抽出方法を紹介しますね。私は、これを知って本当に怖くなり、植物アブラを摂れなくなってしまいました。
植物の種からアブラを抽出する方法には
① 低温圧搾
② 科学的抽出
の2通りがあります。
低温圧搾は、単純に種を搾ってアブラを抽出する方法であり、エキストラバージンオリーブオイルやエキストラバージンココナッツオイルなどが、この方法で抽出されています。
しかし、ほとんどの植物性油脂が、科学的抽出方法で抽出されています。
科学的抽出法は、種子からアブラを抽出するために溶剤を使います。
なので、その溶剤を揮発させるために高温処理を行うのです。
そして、あとはカスだけいうくらいの残りわずかのところまで搾り取って、最後に水素系の薬品を添加するのです。
このような過程で作られたアブラであるため、抽出された時点ですでに傷んでいると考えた方がよい抽出方法になるのです。
さらに、高温処理を行う過程で、トランス脂肪酸というものができます。
トランス脂肪酸は、心臓疾患との関連が言われており、海外では基準が規制されているところもあります。
そんなことから、植物性アブラは、薬品を添加したり、高温で加工してる製造の段階で、すでに非常に問題があるわけなのです。
しかし、この化学的抽出方法だとカスのカスからまでアブラを抽出するもとができるので、大量にアブラを生産することができます。
また、使用される大豆や、トウモロコシ、サフラワー、ヒマワリなどは、現在遺伝子組み換えで大量生産されるようになっており、それの安価な植物から大量にアブラを搾り取ることで、安価にアブラを大量に生産することができてしまうのです。
そして・・・植物性油は体に良いと消費者を誘導して植物アブラの消費率を上げるマーケティング戦略を展開するようになった・・・ということで、私達はずっと体に悪いアブラを体に良いものとして使用してきたわけなのです。
ただ、同じ植物油脂であっても、オリーブオイル、アボガドオイル、マカデミアナッツオイルは、低温圧搾で抽出分子の形が酸化しにくい1価飽和脂肪酸というオイルになるため、加熱しても安定していますし、酸化しにくい良いアブラになります。
ただし、値段の幅が広いことから、偽物も多く、質の高いオイルを選ぶためには、遮光された瓶に入っているものを選ぶことが大切です。
最後に、もう一度良いアブラと悪いアブラをご紹介しておきますね。
体に炎症を起こす悪い脂質(アブラ)
- キャノーラ油(菜種油)
- ショートニング
- コーン油
- 綿実油
- ひまわり油
- ごま油
- 市販のバター
- ピーナッツ油
- 米油
- マーガリン
- ベニバナ油
- 大豆油
- サラダ油
- 植物油脂
健康的な良い脂質(アブラ)
- アボガドオイル(オメガ9)
- オーガニックバター
- 新鮮な魚油
- エキストラバージンオリーブオイル(オメガ9)
- エキストラバージンココナッツオイル
- MCTオイル
- 亜麻仁油(オメガ3)
- チアシード
- ヘンプシード(麻の種)
- ギーバター
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