なかなか落ちない下腹のぽっこりお肉!!
腹筋運動をがんばっても、なかなか取れてくれないのが下腹のお肉群です。
なぜ??腹筋運動をしても、なかなか落ちないのでしょうか?
それにはちゃんとした原因があります。
今回は、その原因を説明させていただくとともに、原因を取り除くための効果的なトリートメントと運動をご紹介したいと思います。
なぜ?下腹の脂肪はなかなか落ちないの?
お腹のお肉を落とすために、私たちは日々辛い腹筋をがんばっています。
筋肉を鍛えれば脂肪は落ちる!!
それは間違いではないけれど、正しいとも言えません。
というのは、筋肉は鍛えることはもちろん重要ですが、それ以上に柔らかくすることの方が数倍重要だからです。
なので、バンコクRENEスパでは、痩身で来られているお客様に必ず
「筋肉の柔軟性を出して動くようにしてからエクセサイズをすることが大切です」
と指導しております。
これは、どういうことかといいますと、
筋肉には骨格筋といって私たちの身体を動かす役割がある腕や脚、腹筋などの筋肉や、平滑筋といって自分では動けない内臓の筋肉、心臓を形成している心筋という3つの種類の筋肉があるのですが、
これらの筋肉は、足の先から頭まですべてつながっており、もちろん内臓の各臓器ともつながっています。
なので、私たちの身体を動かす骨格筋の一部が硬くなり縮んでしまうと、つながっている他の筋肉までひっぱられて、同じように固く縮んでしまい、本来あるべき場所とは違う場所に移動してしまったりします。
そうなると、例えばバストを支えている胸筋が下がることでバストも下がったり、お尻を持ち上げている脚の裏の筋肉が縮んでお尻の筋肉を下へひっぱることでお尻が垂れてしまったり・・・・といった現象が起こるようになります。
これと同じことが、下腹でも起こるため、下腹のお肉に関係する筋肉群を柔らかくしない限り、下腹ぽっこりはなかなか解消されないのです。
股関節まわりのお肉を柔らかくしないと下腹のお肉は落とせない!!
では、下腹のお肉に関係する筋肉とは、いったいどこの筋肉になるのでしょうか?
下腹ぽっこりに1番関係する筋肉は「股関節回りの筋肉」になります!!
他にも、関係する筋肉はいくつかありますが、ここでは「股関節まわりの筋肉が硬いと下腹のお肉が落ちない原因」について解説したいと思います。
でも、股関節まわりの筋肉・・・といっても、あまりピンとこないですよね~
簡単にいうと、「前屈するときに使う筋肉群」を指します。
まず、床に立って前屈してみてください!!
指先が床につきますか?
もし指先が床につかないと、あなたの股関節まわりの筋肉は、かなり硬くなっている証拠です。
手の平がしっかりと床につく人は、とても股関節回りの筋肉が柔らかい人だと言えます。(なので、この状態の人で下腹の肉が落ちない人は違う原因がありますので、別途ページで説明したいと思います)
一見、下腹ぽっこりには何の関係もないように思えますが、前屈ができるできないといのは、体のどの場所の筋肉を使って、体を折り曲げているか?ということになるため、股関節まわりの筋肉が硬いとまず前屈ができないことになるのです。
というのは、正しく前屈ができている人は、股関節を起点にして、体が折り曲げることができている人になり、前屈ができない人は、みぞおちを起点にして体を折り曲げていることになるのです。
そのため、前屈ができない人は、下腹付近の筋肉群がほとんど使われておらず、下腹にお肉がつきやすい状態になっているのです。
では、股関節を起点に体を折り曲げて前屈できる人は、なぜ下腹にお肉がつきにくいのでしょうか?
股関節を起点にして体を折り曲げたり伸ばしたりできる人は、スムーズに、そしてしっかりとお尻の筋肉(大殿筋、中殿筋、小殿筋、梨状筋等)が伸ばされて縮み、縮んで伸ばされる・・という動きを行うことができます。
そのため、ヒップもしっかりと上がってきます。
お尻の筋肉が柔らかい人は、腰椎の筋肉である腸骨筋や大腰筋も伸び縮みしやすいので、お尻の筋肉群と腰椎の筋肉群がしっかりと使われるため、腰回りが引き締まっていくことになります。
さらに、「腹斜筋」というお腹の斜めのラインの筋肉も、お尻の筋肉群や腰椎の筋肉群につながっているため、前屈ができると自然と腹斜筋も引き締まっていくことになるのです。
反対に、前屈ができない人は・・・・
お尻の筋肉、腰椎の筋肉、お腹の斜めのラインの筋肉等がガチガチに縮んで動かかなくなっているため、血液循環が悪くなり、リンパの流れも滞るため、下腹まわりに老廃物とお肉がどんどん溜まってしまうという負の循環に陥ってしまうことになるのです。
その他、ご自身の股関節の柔軟性をチェックする方法について、バンコクRENEスパのHPでご紹介しておりますので、一度試してみてください
股関節まわりの筋肉についての解説はこちらから(若さは股関節で決まる!)
股関節を柔らかくして下腹のお肉を落とすトリートメントとは?
ということで、股関節が硬いと下腹のお肉だけでなく、腰回り全体のお肉が落ちない理由がわかっていただけたと思います。
縮んで硬くなった股関節まわりの筋肉を理学療法の筋肉マッサージの1つである「ディープティッシュマッサージ」で緩めていくトリートメントを、まずは1番にお勧めします。
ディープティッシュマッサージは、通常、腰痛や股関節痛等の治療の際に行われる手技マッサージになります。
そのほか、ディープティッシュマッサージとリンパマッサージとを組みわせたコースなどもありますので、順番に紹介していきますね。
ディープティッシュマッサージ【理学療法】
表面の筋肉から深層部の筋肉へと順番にアプローチして弛めていきます。
理学療法士が行う手技治療の1つになるため、少し痛いマッサージになりますが、すばやく筋肉を弛めることができます。
下半身(腰、股関節まわり、脚)60分 1500バーツ
詳細は、HPでご紹介しておりますので参考にしてください
腰痛&股関節・鼠径部痛を軽減するコース
手技療法と、超音波療法や遠赤外線温熱療法等の物理療法がセットになったコースです。
手技療法には理学整体やディープティッシュマッサージの他、筋膜リリース等が入ります。
股関節を柔らかくして下腹のお肉を落とすエクセサイズとは?
下腹ポッコリを解消するために行うエクセサイズは、とてもたくさんありますが、その中でも股関節を柔らかくするためには、
① 太ももの裏の筋肉であるハムストリングを柔らかくするストレッチ
② 腰回りの腸骨筋、大腰筋、腸腰筋などを柔らかくするストレッチ
③ お尻の筋肉を柔らかくするストレッチとお尻の筋肉を鍛えるトレーニング
が必要となってきます。
バンコクRENEスパでは、お客様のお体のパフォーマンスをチェックして問題点を確認してから、その方に必要なトレーニングを指導する「パーソナルトレーニング 40分 1000バーツ 」を行っております。
トレーニングは毎回受けてもらうものではなく、自宅で行ってもらうために、数種類のトレーニングの正しいやり方を指導するものになります。そのため、トレーニング最中の指導状況の動画を撮影してお渡ししております。
また、当店のホームぺージでは、トレーニングの方法の一部を紹介しておりますので、参考にしてください。
今回は、下腹のお肉が落ちない人のうち、一番多い原因である「股関節が硬い」タイプについて、その原因と効果的なトリートメントの紹介などをしましたが、下腹のお肉がとれない原因はまだまだ他にもありますので、順次、ご紹介していく予定です。