まだまだ、バンコクで働くことになる運命だとは知らない激太りのトヨ 元女性警察官コンビのスパ経営物語 第20話

お店のご紹介
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登場人物
トヨ : バンコクRENEスパの日本人店長(この物語の主人公で元警察官)
ナツコ(ナコ先生)頭蓋仙骨療法士&整体師 (この物語の主人公で元警察官)
Rさん:RENEスパの共同経営者(タイのRENEの日本人社長、黒ガリンの輸出担当)
ポックちゃん:Rさんが探してきた新しい18歳のスタッフ(タイマッサージ店マッサージ師)
ジップちゃん:4人目のスタッフ、28歳のタイマッサージ師

バンコクRENEスパの開店から2ヶ月・・・

すでに3名のスタッフに辞められて、この先どうなるのやらと思っていた時に、元タイマッサージ店で勤務していたジップちゃんを試験的に採用することになりました。

年齢は28歳、不愛想だけど真面目で時間にもきっちりとしている落ち着いた子なので、今回は期待できるかな〰と思っておりますが・・・・どうでしょう??

前回の記事はこちらから

4人目のスタッフを雇用したけど・・・・ 今度は大丈夫?? 元女性警察官コンビのスパ経営物語 第19話
登場人物 トヨ : バンコクRENEスパの日本人店長(この物語の主人公で元警察官) ナツコ(ナコ先生):頭蓋仙骨療法士&整体師 (この物語の主人公で元警察官) Rさん:RENEスパの共同経営者(タイのRENEの日本人社長、黒ガリンの輸出担当

 

元女性警察官がバンコクでスパ経営物語の第20話は、ジップちゃんの雇用により元タイマッサージ師コンビが誕生したところからのスタートになります。

接客のできない元タイマッサージコンビ

日本に戻ったとよのもとにRさんから、定期的にスタッフ2人(ポックとジップ)の様子がラインで送られてきました。

 

元タイマッサージコンビのジップちゃんとポックちゃんは、それなりに・・・仕事はこなしてくれてるようでした。

 

二人共手先が器用なので、ナツコが考案したフェイスマッサージは、ベーシックもスペシャルも両方とも、ほぼ完ぺきにできるようになっていたようです。

 

けれど・・・・

やはり接客が全くできていないそうです。

 

 

さらに、RENEの植物生体水化粧品を使用してフェイスマッサージを行うことを売りにしようとしているスパなのに、その肝心の生体水の説明が全くできないらしいのです。

 

一度、通訳を入れて接客のやり方から、商品の説明まできちんと教えないといけないということになりました。

 

でも、Rさんは男性であるうえに、美容業界で働いたこともない人であり、どちらかというと美容音痴な人です。

RENEの生体水についても、完璧には理解できたいないということだったので、再びトヨがバンコクに行き、今度は社員教育をすることになったのです。

 

それまでの人生・・・・日本国内の旅行すらまともに行ったことがないほど忙しい警察組織の中にいたとよが、まさか日本と海外を、こんなに短期間の間に、何度もいったり来たりするなど思いもよりませんでした。

 

クアラルンプール空港ではいつも床に寝る野生化したトヨ

会社の経費を節約するために、日本とバンコクの行き来は格安航空券の利用だったので、いつもエアアジアでの訪タイとなりました。

 

これがなかなかキツイ!!

 

エアアジアは座席がとっても狭いうえに、この頃はまだ関空への直行便がなかったので、クアラルンプールで乗り換えしなければならず、それも1日1便だったので、夜中に関空を出発して、午前4時頃にクアラルンプール着、そこで乗り換えまで2時間ほど待ちバンコク便へ・・・

 

クアラルンプールの2時間の待ち時間の間は、もう眠くて眠くて・・・携帯用の毛布は必ず持参で、空港の床に寝転んで仮眠をとっていました。

 

まさか・・異国の空港で、たった1人で床に寝るなんて・・・・

 

最初は泣きそうになりましたが、これも慣ればごく当たり前のことで、他のお客さんとの場所取りに負けじとがんばっておりました。

 

ナツコが先日、鎌倉に出張施術に行った帰り、飛行機に乗り遅れて、羽田空港で1泊したらしいのですが

 

ナツコ(ナコ先生)
ナツコ(ナコ先生)

凄い経験したわ~

と照れ笑いしながら語るのに対し、トヨは冷ややかな顔で

 

toyo
toyo

そんなん普通やん

 

 

ナツコ(ナコ先生)
ナツコ(ナコ先生)

えっ〰、空港で寝たことあるのん?

 

 

toyo
toyo

バンコクと日本を行ったり来たりしている時は、乗り換えでいつも空港で寝てたよ。しかも床で!!

 

 

ナツコ(ナコ先生)
ナツコ(ナコ先生)

へえ〰。それそれはご苦労さん。

知らんかったわ~

ということで、トヨは ナツコの知らない間に、どんどん野生化していたのです。

 

始めの頃は、タイに持って行く服はリゾートっぽいワンピースなどでしたが、スタッフの指導に行くことになってから、常にジーンズ姿にディパック姿が当たり前になりました。

どこでも床に座り込んだり、鞄を枕にして寝転べるようになってしまいました。

 

筋肉図を見て嬉しそうにするナツコ

 

トヨは、日本に帰ると、ナツコのサロンで施術を受けておりましたが、たくさん愚痴を聞いてもらって、身体だけでなく心も癒してもらっておりました。

 

この頃のトヨは、ストレスと警察を辞めてからの運動不足で激太り(10㎏増)しており、主に痩身マッサージを受けていました。

 

左側が当時のトヨの写真です。

そして右側が現在のトヨです。

すでに5年が経ちましたが、断然今の方が痩せて若いと思いませんか~

何せ、体重も左側は58~59㎏位、右側は52~53㎏位 なので、かなり痩せました。

 

 

・・と、少し余談になってしまいましたが、この頃は、とにかく激太りだったので、ナツコのところに行っては痩身マッサージを受けていたのです。

 

そして・・・痩身マッサージを受けながら考えていたのが

toyo
toyo

タイ人は10代、20代の頃はすごくスタイルがいいけれど、出産したり、30歳を超えた頃からほとんどの人が太りだして、やたらにお尻のでかい体形になってしまっている。

 

ひょっとしたらフェイスマッサージよりも痩身マッサージの方が流行るかもしれない

 

 

ということです。

 

ナツコに相談すると

ナツコ(ナコ先生)
ナツコ(ナコ先生)

そら、痩身はお客さん呼べるよ!!

とう回答が返って来ました。

toyo
toyo

RENEで痩身をやろうかな〰

 

ナツコ(ナコ先生)
ナツコ(ナコ先生)

でも・・・施術する方は大変やよ〰。めっちゃしんどいよ!!

すぐに疲れたというタイ人に施術をやらせるのは厳しいのと違うかな〰

 

 

ということで、トヨの頭の中に浮かんだのが、あのすぐに「疲れた、疲れた」という19歳のポックちゃんの姿でした。

 

無理かなと思いつつも、フェイスマッサージだけではなかなか集客は厳しいかなと考えだしていたTトヨは、痩身のことは念頭に置いておこうと思いました。

 

トヨが、ナツコのサロンに行った時、ナツコが嬉しそうにパソコンの画面を見ていた時がありました。

 

toyo
toyo

何をそんなに嬉しそうに見てるの?

 

 

ナツコ(ナコ先生)
ナツコ(ナコ先生)

筋肉っておもしろいわ~!!

 

 

 

そう言って、ナツコ が トヨに見せたのは、筋肉の人体図でした。

toyo
toyo

この筋肉図を見て、嬉しそうにしているナツコって・・・どうなん???

とトヨは思いましたが、同時に

 

toyo
toyo

こいつ、何か新しいことをたくらんでるな?

 

 

と感じました。

 

ナツコ(ナコ先生)
ナツコ(ナコ先生)

筋肉の図を眺めてたら、いつまで見てても飽きへんわ~

・・・トヨも整体をやるようになった今でこそ、ナツコがこの時に感じた「面白い」という感覚は良くわかるのですが、この時は

toyo
toyo

やっぱりこの子は普通の子とは感性が違う

と思いました。

 

そして、ナツコが警察官を辞めて、この道に入ったのは本当に正解だったな〰とも思いました。

 

それほど、ナツコは今の仕事が性にあっておりますし、警察官時代よりも活き活きしてることがトヨにはわかりました。

 

けれど・・・まだ、この時のナツコは、個人美容サロンのオーナーさんであり、美容分野から飛び出して整体の道へと進むことなど考えもしておりませんでしたし、ましてや、海外に進出するなど思いもよらないことでした。

 

もちろん、トヨも、一時的にRさんのスパを手伝っているという感覚でおりましたので、一段落すれば日本に戻る予定でおりましたし、二人で一緒に海外で仕事をするなんて・・・この時点では夢物語のようなことだったのです。

 

そして・・・その時期がやって来るのには、もう少し長い月日を要することとなるのです。

 本日のバンコクRENEスパのご紹介はこちら!!

バンコクRENEスパのスタッフはタイの医科大学を出て国家資格を有する理ドキドキ学療法士さん達です。

身体のメンテナンスしてますか? RENEの理学整体で1週間ケア

 

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お店のご紹介元女性刑事コンビがスパ経営物語
バンコク リンパマッサージ&理学整体スパ RENE
小顔&リフトアップマッサージ、リンパ痩身、理学整体、内臓整体、頭蓋仙骨療法、頭蓋マッサージ、チベット式足裏温灸マッサージ等「美と健康」をテーマにしたオリジナル施術をご提供する日系スパです。スタッフはタイの国家資格を持つ女性理学療法士です。
この記事を書いた人
「バンコクリンパマッサージ&理学整体スパ RENE」店長 Toyo

元奈良県警の女性刑事から転職した変わり種セラピスト(大阪出身奈良県在住、現在バンコク在住)

20年間強行班係(殺人・強盗・強姦等の凶悪犯罪を取り扱う係)の刑事として仕事をしてきたため、検視や解剖業務に携わることが多く、人体や健康に非常に興味を持ち解剖学や生理学等の勉強に励み、健康管理士や心理カウンセラーの資格も取得しました。

その後、友人や同僚等、家族などを相次いで癌や心筋梗塞等で亡くしたことをきっかけに、健康関連の仕事をしたいと考えるようになりました。そして、友人が健康食品&化粧品製造会社であるRENE(レーネ)を起業する際にスカウトされて転職を決意しました。

タイにはサプリメントや化粧品の原料となる「山の神様の贈り物」と呼ばれる黒ガリンガルを買い付けるためにやってきましたが、本格的に黒ガリンガルの輸入を開始するためタイで会社を設立することとなり、その際、会社の事務所と併設したリンパマッサージスパを開店しました。

しかし最初はタイ語ができないこともあり、タイ人スタッフに翻弄さる日々が続き、騙されたり、お金を盗まれたり、お客さんが来ない日が続いたり…と、ハチャメチャなスパ経営を行っておりましたが、1年後にはタイで有名なホリスティック医療センターのオーナーに、取得している資格や知識、リンパセラピストとしての技術が認められ、同センターに招かれることとなりました。そこで日本式のリンパマッサージの技術指導に当たるとともに、世界最先端のホリスティック医療や理学整体を学びました。

現在は再びRENEスパに戻り、ホリスティック医療センターで学んだ知識を活かして、国家資格を持つ理学療法士達と共に、リンパマッサージと理学整体をメインとした数々のオリジナル施術を考案し、「美と健康」をテーマとした施術をみなさまにご提供しております。

スパを経営するまでの詳しい経緯はこちら

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