前回は日本語が喋れる42歳のタイ人スタッフに「あたなは悪い日本人だ!!」と言われて、とてもとても傷ついたトヨのお話しでした。
前回の記事はこちらから☟
さて、前回のブログの最後に例の人の悪だくみが遂に明らかになるといったことを書いたところ・・・・
このブログを読んでいただいているお客様から、「早くS会長とKちゃんがタイに来た理由を知りたい!!」という催促がチラホラありますので、今回はそれを明らかにしたいと思います。
いよいよA氏のたくらみが暴露されることに!!
黒ガリンガルの件で、お伝えしたいことがあるので、Nさんにアテンドしてもらえませんか?
その際、Rさんとトヨちゃんも同席してください。
A氏の悪事が発覚
急に及び立てして申しわけありません。
実はとても残念なことを告げなければなりません
Aさんのことなのですが、Nさんとの取引の中で、彼が仲介に入ったものは全て、かなりの金額の中抜きがあったことが判明しました
私達は、警察に訴えるつもりはありませんが、会社としてA氏の処分を考えてほしいと思います。
わかりました。とにかく黒ガリンガルの件から彼は手を引かせます。
彼の処分については僕も警察沙汰にはしたくないと考えていますが、このまま一緒に仕事はできないので、どうするか考えたいと思います。
少し時間をください
日本人が日本人を平気で騙すのがタイです。
何を言われようが、いちいち気にしていたらタイでは仕事なんてできませんよ
トヨの新たなる決意 ~タイに移住を決める!!~
ひょっとしたら、それまで雇ったタイ人スタッフにも、タイ語で悪口をいっぱい言われていたのかもしれませんが、その点ではタイ語が分からないというのはラッキーでした。
でも、日本語を喋れるがゆえに、 アップルさんから投げつけられた「あなたは悪い日本人だ」という言葉は痛烈にトヨの心に刺さりました。
3ヶ月の雇用契約を破って、1ヶ月半ほどで辞めると言い出したのはアップルさんの身勝手な理由なのに、それを咎めたら
それは日本人がつくった勝手な日本のルールであって、ここタイは私の国です。
日本人のルールには従わないです。
私はタイのルールで自由に仕事を辞めて、選ぶ権利を主張します。
と主張されました。
トヨは、この言葉が異国で働くということの本質をついていことに気が付き、自分の甘さを改めて痛感させられたのです。
アップルさんは、確かに日本人の目から見ると、とんでもない契約破りで常識を逸脱した人です。
けれど、それは日本人の目から見て・・・であり、タイ人からすると、タイという国で働かせてもらっているのはトヨ達日本人であり、日本人の思い通りにはならないとう意見があっても当然なのかもしれません。
このことがあってから、トヨの気持ちの中には、
タイで仕事をさせてもらってることを当然だと考えてはいけない
という思いが芽生えました。
この時までは、トヨ自身、自らスパ経営をすることになるとは思っていなかったので、単にお手伝いをしているという感覚しか持っていませんでした。
異国で仕事をするということは、お手伝いというような甘い気持ちでやってうまくいくものではないんじゃないだろうか?
腰かけでやっていることはタイ人に見抜かれてしまう。
そんな日本人をタイ人は馬鹿にするのは当然だし、先ず変えなければいけなのはタイ人のモチベーションよりも、私自身の意識なんじゃないだろうか?
と思いました。
タイ人に店を任せて、自分は日本とタイを行ったり来たり・・・・
なんて、そんな軽い気持ちで商売なんてできるわけがない!!
Rさんのように、しっかりとタイに腰を据えて、タイ語も学び、タイ人コミュニティーに溶け込んで仕事をしない限り、ずっとタイ人にバカにされるし、認めてはもらえないんじゃないだろうか?
そう考えたトヨは、まずRさんに、その気持ちをぶつけてみました。
Rさんからは、
トヨさんには、あくまで僕の仕事を手伝ってもらっているという思いなので、僕からはどうしたらいいとはいえません。
ただ、今回A氏のこともあり、僕の会社では黒ガリンガルの買い付けと輸出、そしてタイ国内でのRENE製品の販売(総代理店)としての仕事が主になってくることは間違いないと思います。
なので、僕自身はスパの仕事に、朝から晩までずっと従事していくことは難しくなってきました。
元々、僕が考えていたスパのスタイルと今のスタイルは違います。
S氏のマネージメントで始まったスパだし、最初僕はお手伝いをしちただけなので、口出しはしないできました。
でも、今のスタイルでスパだけをメインにやっていくのは厳しいですし、会社の経営としては成り立ちません。
なので、今となっては、僕の中ではスパを続けることは、スパの収入は税金を納める一手段であり、自分のこの先ビザを継続させるために必要な事業だと考えています。
そんなことから、トヨさんやナコ先生(Natuko)には、本当にお世話をかけて申し訳ないのですが、スタッフも続かないことだし、「この辺りでスパのスタイルを変えなといけないかな?」と考えておりました。
と言う、本音の気持ちが返って来ました。
それを聞いて、普通なら・・・・
そうですか・・・では私は本来の日本の仕事に戻らせてもらいます
となるのでしょうが、ここがトヨ一本気な性格が出てしまい、
ここまでやってきて、まだ道の途中で辞めるわけにはいなかい
と思ってしまったのです。
それで、Rさんに
私がタイに住んで、私自身も施術をして、私がスパを経営するのはどう思いますか?
と言ってしまったのです。
すると、Rさんは、
それは、めちゃくちゃ嬉しい話ですよ。
トヨさんが、自らスパを経営してくれたら、日本人が施術をする店としてお客さんも呼べますし、スタッフも今のジップだけで十分やっていけます。
本当は、それが一番いい方法だと、ずっと思っておりましたが、そこまでトヨさんに甘えることはできないし、とても無理な話だと思っていました。
と言ってくれました。
ただ、トヨがタイで働くとなると
ビジネスビザ、就労許可書
等を取得する必要がありましたし、先ず、RENEの社長であるKちゃんの許しがないとできない話でした。
そんなことから、トヨは1つの選択肢として、
数年間、私を駐在員としてタイに行かせてもらえませんか?
そして、私が中心となってスパ経営をさせてもらえませんか?
という話をKちゃんにぶつけてみることにしたのです。
すぐには納得してもらえないだろうなと思っていた提案でしたが、意外にもKちゃんからは
実は、S会長は、こんなにスタッフが次々に辞めるスパなんてもう止めよう!と言い出しているねん。
でも、私はトヨちゃん色々と辛い思いをさせてるし、がんばってもらっているのに、簡単にはやめれないという思いがあるし、トヨちゃんにたとえ1年でもいいので、タイに駐在してほしいと考えだしていたところやねん。
会長は、『私ととRさんとToyoちゃんが続けるというなら、好きにしたらいい』と言っているので、今のところ私はRさんに続けてほしいとお願いしている。
それと、Rさんには、A氏の件があったから、Nさんところ以外で黒ガリンガルを購入する農家を探してくれと依頼しているので、トヨちゃんにはこの先、そのお手伝いもしてもらいたいと考えてた。
なので、今後もタイと日本を行ったり来たりしてもらうつもりでいたんけど、タイと日本を行ったり来たりする経費のことを考えると・・・トヨちゃんにビザを取ってもらって、タイに在住してもらったほうが安くつくのと違うやろかと考えていてん。
ただトヨちゃんが、お母さんをひとり残してタイに住めるかというと無理やろうな〰と思うとなかなかお願いできないでいたんよ・・・
という意見が返って来たのです。
トヨの母は、1年前に父が他界したことから一人暮らしをしていたのですが、近くに妹も住んでおり、
どうせやるなら、日本とタイを行ったり来たりすような中途半端なことをしないで、タイに腰を据えてがんばりなさい
と言う肝っ玉の据わった人でした。
そんなことから、すんなりとトヨのタイ駐在案は実現可能となったのです。
そして・・・いよいよ翌年から、トヨはタイに在住し、直接スパの経営に携わることになるのです。
(現在は、その後色々とありまして、タイの会社経営から抜けたS会長の代わりにRさんの会社に入り役員をしております。そしてRさんの共同経営者としてスパの経営を行っております)
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