さて、前回までの記事ですが、トヨはタイのホリスティック医療センターを辞めたところで話は終わっております。
そして同時期、ナコ先生ことナツコは、「頭蓋仙骨療法」に出会い、頭蓋仙骨療法士のプロフェッショナルになるために日々、努力を重ねておりました。
前回までの記事はこちらから
今回は、トヨがホリスティック医療センターを辞めた、その後のことから話を始めて行きます。
なんと辞める2日前に労働許可証が取り消されていた!!
ホリスティック医療センターを辞めたトヨは、もちろん元々の自分の居場所である「バンコクRENEスパ」で、医療センターで学んだ技術を元に仕切り直しをするつもりでおりました。
なので、早急にビザと労働許可証の切り替えをしないといけなくなりました。
それまでトヨは、バンコクRENEスパの方は、3人の理学療法士に営業を任せていたので、自分はホリスティック医療センターの方で労働許可証を取っておりました。
そのため労働許可証も、ビジネスビザもバンコクRENEスパで、再度取り直す必要がありました。
エージェントに確認したところ、書類を整えるのに少し時間がかかるので、最低でも2週間は申請までに必要だという回答が返って来ました。
問題なのは、医療センター側が労働許可証の取り消し申請をすると、その時点でトヨのビザは切れてしまいオーバースティ状態になってしまうということがわかりました。
それで、すぐに労働局に確認してもらったところ・・・・・
なんと!!
トヨが、自ら医療センターを辞めると言った2日前に、ホリスティック医療センター側から労働許可証取り消しの申請がなされており、すでにビザは失効しトヨはオーバースティ状態になっていたのです。
通常、労働許可証の取り消しは、労働許可証を提出して初めてなされるのですが、トヨはウィチャダーさんに労働許可証を預けておいたら、勝手に取り消されると思い、自分の手元に持っておりました。
ところが、労働許可証の提出なしで取り消されていたのです。
なぜ、そんなことができたかといいますと、ウィチャダーさん側は、
1週間無断欠勤をして所在不明になってしまったの
と嘘の申告をしていたのです。
取り消し申請がされた時点では、トヨはまだ医療センターで勤務しておりました。
・・・ということは、オップちゃんやギックちゃんが突然辞めさせられた日に、トヨも解雇になっていたということなのです。
でも、日本人のお客様が来店されるので、解雇のことはトヨには告げずにそのまま働かせ、日本のお客様が帰られた時点でトヨに解雇通知をするつもりだったのでしょう!!
この時ばかりは、涙が出ました。
異国の地でこんな仕打ちを受けるとは思いもよりませんでした。
もちろん、労働局に不当解雇ということで訴えることもできました。
そういうことの訴訟を担当している日系の会社もいくつかあったので頼むこともできました。
・・・・けれど、自分だけでなく同じタイ人の将来ある若い子達にも、ひどい仕打ちをしてきた医療センターのオーナーのことです。
おそらく、タイムカードも破棄されている可能性が強く、さらにどんな手を使ってくるかわからないし、もうこれ以上傷つくのは嫌だと思いました。
異国で働くことが、いかに難しい事かということを思い知らされたことは、1つの勉強だったと思うことにしました。
結局、トヨは1週間程オーバースティしたことになり、その分の罰金を支払うことになりました。
なんとも馬鹿らしくて、痛い出費でした。
さらに、ビジネスビザに関しては、一旦失効してしまっているので、トヨはすぐに海外に出る必要がありました。
一旦海外に出て、ノービザで再入国し、30日間の滞在許可期間の間に、ビジネスビザの申請をすることになりました。
そんなことから、すぐに飛行機のチケットを取り、翌日にはラオスへと旅立ちました。
どうせなら・・・と思い、ラオスもいつものビエンチャンではなく、世界遺産の街「ルアンパバーン」を選びました。
とても素敵な街でしたが、とにかく暑つかったのと、医療センターのオーナーへの怒りがなかなか収まらず、まだまだプリプリ状態だったので、全然観光を楽しむことができませんでした。
そんなこんなで、最後の最後まで、医療センターでの勤務は最悪な経験ばかりでしたが、この時に学んだ理学療法の数々は、後のRENEスパに大きな影響を与えてくれることとなりました。
この医療センターでの経験がなければ、トヨは理学療法というものに触れることもなかっただろうし、整体の技術を得ることもなかったと思います。
言葉があまり通じないなりにも、一生懸命に理学療法の施術等を指導してくれた、オップちゃんやギックちゃんのような心優しい理学療法士さんのお陰で、今のトヨは仕事ができていると思っています。
なので、いつか・・・彼女達を呼び寄せて、一緒に仕事をしたいな〰というのがトヨの今の夢でもあるのです。
そして・・・、優秀なエージェントのお陰で、約2週間程でビジネスビザも取れ、それから半月程で労働許可証も取得できました。
やっと、RENEスパでプロイちゃんや、ポンちゃん、エムちゃん達理学療法士さんと一緒に働ける!!
と喜んでいたのですが・・・・・
WEBマーケティングを見直し、お客様のターゲットを日本人にすることに!
トヨさん、大丈夫ですか?
ストレスはないですか?
体調はいいですか?
あの人なら、それぐらいは当然やります。
本当に悪人ですから。
ちょっと話が横道に逸れてしまいましたが、トヨはタイに来ていろいろとひどい目にも遭いましたが、反対に助けてくれる日本人にも、タイ人もたくさん出会いました。
また、このJさんや、Hさんの他にも、タイでがんばっている日本人の若者にも出会うことができ、色んな刺激を受けることができました。
そんな若者達のことも、今後このブログでも紹介していきたいなと思っています。
ということで、WEBマーケティングの効果というものを知ったトヨは、RENEスパに戻って来てからは、とにかくブログ100記事を目指して「RENEスパ店長のブログ」を書き続けることとなるのです。
そして、このWEBマーケティングを始めたことが、お店のスタイルを大きく変えるきっかけとなり、その流れの中で、親友のナツコとタッグを組む話が出てくるのです。
第4ステージは、いよいよ、ナツコとなぜタッグを組むことになったのか?
というお話しがメインになります。
お楽しみにしてくださいね!
でも、その前に・・・・
RENEスパにとって、とっても残念な事態が待ち受けていたのです・・・。