自己免疫疾患のお客様から問い合わせがありました
数日前、自己免疫疾患(難病)のお客様から、
私は、24年前に「原発性胆汁性胆管炎」という難病にかかり、以降ずっと投薬治療を受けており、良くなったリ調子が悪かったりといった状態を、長年繰り返してきました。
けれど半年ほど前から、全く身体のだるさが抜けなくなり、便秘や肩こりがひどくてとても辛い状態です。ひどい時は、1日起き上がれなくなります
医者の診察では、特に数値が悪くなっているわけでもないので、経過観察ということで投薬治療のみ受けておりますが、半年経っても一向に改善しなくて・・・
特に便秘と肩こりがひどくて辛かったため、漢方医に診てもらったり、東洋医学の医者にも診てもらいましたが、処方された漢方薬だとますます便秘がひどくなり、東洋医学の医者は「あれはダメ、これはダメ」と禁止事項が多すぎて、反対にそれがストレスになってしまいました。
今は、西洋医学のお医者様も東洋医学のお医者様に対しても信頼感が持てなくなっています。
とにかく、便秘と肩こりだけでも、少しでも改善したいと思い、インターネットで探して、理学療法の治療院であるRENEさんに辿りつきました。
店長さんが、石黒成治ドクターの腸活指導を受けて、便秘とリーキーガットの改善が出来た上に13㎏痩せたホームページに載っていたので、店長さんが受けられた腸活プログラムに挑戦して、便秘を治したいと思いますので、是非、指導をしていただけないでしょうか?
といった連絡が寄せられました。
それで、カウンセリングをさせてもらった上で、当店でどれだけのことができるのかを見定めさせていただくことにして、まずは来店していただきました。
お店にいらしたチャリヤ―(日本人ですが、タイ人とご結婚されており、通称名としてチャリヤ―と名乗られています)さんは、背がすらっとしていてスタイルの良い超美人な方でした。
笑顔が素敵で朗らかな方なので、とても難病を抱えているとは思えず、すごく健康的に見えました。
けれど、カウンセリングをしてみると、かなりたくさんの不調を抱えたおられました。
24年間ほど病気と付き合ってきたものの、西洋医学では一向に改善されないため、今まで民間医療や伝統医療、スピリチュアルな治療法まで、自分で探し出しては受けてきたそうです。
けれど、どれも効果を感じることができず、お金だけを使い続けてきたという状態だったそうです。
自己免疫疾患の患者さんに対して当店が行える3つの施術とは?
理学療法治療院RENEスパは、理学療法とオステオパシー療法の治療院になるので、民間療法でも伝統療法でもなく、ちゃんと医科大学を卒業して国家ライセンスを持つ理学療法士が、医療体系的(理学療法は西洋医学になります。予防医学の第3次予防治療に位置付けられています)にも認められた施術を行っております。
けれど、理学療法は安全性が高く有効的な治療法ではあるものの、医者が行う治療ではないため彼女の難病を治すことは不可能です。
なので、彼女には、現在かかりつけのお医者様の指示に従い投薬治療は続けていただいた上で、当店では、いくつかのサポートできる施術を行うことしかできないことを理解してもらった上で、彼女に対して行える施術3種類について説明させていただきました。
① 不安やストレスで日々緊張してガチガチになってしまった筋肉をゆるめて身体の筋肉バランスを正常に整えてあげること
② リンパマッサージや頭蓋仙骨療法などのオステオパシーの手技療により、リンパや脳脊髄液の流れを促し、自律神経を整えてあげること
③ 法遠赤外線ドームサウナにより、体内に溜まった毒素や老廃物をデトックスしてあげること
彼女の体はまさしくこの3つの部分のケアが抜け落ちてしまっている状態であったことから、
意外と、この3つの点を改善していくことができれば、かなり体調が良くなるかもしれない・・・
と思いました。
彼女の体をチェックさせていただいたところ、
★ 全身が常に緊張した状態で呼吸が浅い
★ 背中、首、肩の筋肉が鉄板のように硬い
★ 手足がむくんでいる
★ 常に頭がボッ~として集中力がない
といった症状が現れていました。
そんなことから、今抱えていらっしゃる上記の辛い症状については、当店の治療である程度改善できるのではないかと思いましたので
① 理学療法(首、肩、背中の筋肉の治療~整体、筋膜リリース、ディープティッシュマッサージ、超音波療法、遠赤外線療法等)
② オステオパシー療法(頭蓋仙骨療法、リンパマッサージ、足裏リフレクソロジー、内臓アプローチ)
③ デトックス(遠赤外線ドームサウナ)
の3つの施術を受けていただくことをお勧めしたところ、すぐにでも受けたいということになり、予約の空き状況の関係で、本日はまず、リンパマッサージ・足裏リフレクソロジー・内臓アプローチ・遠赤外線ドームサウナを受けていただくことになりました。
1回目の施術内容(足裏リフレクソロジー・リンパマッサージ・内臓アプローチ)
① 足裏リフレクソロジー&リンパマッサージ
脚のむくみがひどいということだったので、足裏リフレクソロジーと脚のリンパマッサージを行いました。
写真の左側の脚(右脚)が施術がリフレクソロジーとリンパマッサージの施術が終わった状況です
すこしむくみが取れて細くなっているのがお分かりいただけますでしょうか?
当店のリンパマッサージは、「筋活リンパマッサージ」というオリジナルのメソッドであり、
理学整体、筋膜リリース、リンパマッサージ
を組み合わせたトリートメントであり、
筋肉をゆるめて、筋膜をはがして、リンパを流す
という3つのアプローチで行っていきます。
② 背中の筋膜リリース&肩甲骨はがし・リンパマッサージ
背中に関しては、脚と同じく、筋肉をゆるめて、筋膜をはがして、リンパを流していいきます。
肩甲骨と肩甲骨の間の菱形筋という筋肉がまるで鉄板のように硬くなっていました。
筋膜については、背中部分はあまり癒着はみられませんでしたが、肩まわりはベターっと筋肉に貼り付いている状態でした。
背中の筋肉をゆるめて筋膜をはがした後は、肩甲骨はがしで肩甲骨まわりの筋肉をゆるめていきます。
そして、最後はリンパマッサージで、しっかりと老廃物を流していきます。
もともと、細くてすっきりした背中をされていますが、よりすっきりとした綺麗な背中になりました。
③ 内臓アプローチ療法
3日間、便秘に苦しんでいるということだったので、内臓アプローチ療法で内臓の整体を行いました。
上行結腸をマッサージすると、顔をしかめられます。
回盲弁にアプローチした時には、飛び上がられるほど痛がられました。
そう、そこが痛いんです
回盲弁とは、小腸と大腸の間にある弁で、大腸で作られる便が小腸に逆流しないように塞いでくれています。
横行結腸部分も痛いようでした。
やはり、腸の動きがかなり悪くて、普通の人なら数分もすれば腸は動きだすのですが、5分マッサージを行っても全く動きがない状況でした。
そして・・・・一番痛がったのが、やはり胆のうでした。
内臓アプローチは、ソフトタッチでアプローチするので、本来は全く痛くない施術です。
けれど、手を当てているだけでも痛いと言われるので、彼女の病気の大変さが伝わってきました。
なので、遠赤外線ドームサウナに入っていただく際に、エドガーケーシー博士が考案された「肝臓デトックス」の湿布をさせていただくことにしました。
1回目のトリートメントは、時間の関係で脚と背中、お腹の施術(60分)しかできませんでしたが、本来は
① 疲労回復コース 150分
足裏リフレクソロジー、筋活リンパマッサージ(脚、背中、腕、お腹 ~筋膜リリース、肩甲骨はがしを含む)、内臓アプローチ、首・肩の理学整体、頭蓋仙骨療法、頭蓋整体(ヘッドマッサージ)
② リンパマッサージ 90分
足裏リフレクソロジー、筋活リンパマッサージ(脚、背中、腕、お腹 ~筋膜リリース、肩甲骨はがしを含む)、内臓アプローチ
③ リンパマッサージ 120分
足裏リフレクソロジー、リンパマッサージ(腕、背中、腕、お腹 ~筋膜リリース、肩甲骨はがしを含む)、内臓アプローチ、首・肩の理学理整体
のいずれかのコースと組み合わせて行うのが良いと思います。
1回目のデトックス(遠赤外線ドームサウナ&肝臓デトックス療法)
トリートメントが終わった後は、リンパの流れも血流も良くなったので、遠赤外線ドームサウナに入り、一気にデトックスを行います。
通常は、50分間、40℃から徐々に60℃まで温度を上げていくと、終了時点では床に汗がしたたり落ちるほど発汗するのですが、彼女の場合は、60℃の温度で50分入ってもらっても
全然汗が出てないんですが~
といった状態で、全く汗がでていませんでした。
それで、さらに20分追加して、温度も5度あげて65℃にしました。
10分後くらいにようやく汗が出たので、もう10分がんばってもらい、追加20分の80分入ったもらったところ、なんとか、お顔が汗ばむ状態になっていました。
ここまで汗が出なかったお客様は始めてです・・・
と思わず口をついて出てしまいましたが、この代謝の悪さでは、身体の中にたくさん老廃物を溜め込んだままなので、それはそれはしんどい状態だと思います。
サウナから出てきたチャリヤ―さんは、少し体が軽くなられたようでしたが
少し楽にはなったんですが、頭蓋骨の上半分、鼻から上の部分が重だるくて、
腕も痺れている感覚があるんです。
ということだったので、手の空いた理学療法士のポンちゃんに、身体のチェックをしてもらったところ、首の筋肉がガチガチに固まっていいて(斜角筋、後頭下筋群等)それらの筋肉が頭に通じている神経、腕に通じている神経を圧迫していることがわかりました。
なので、頭に行き届く酸素の量もすくなく、呼吸も浅くなり、常に頭がボッ~としていて、腕が痺れていることがわかりました。
そのため、次回2回目は、リンパマッサージではなく、首、背中の理学療法治療を受けていただくことになりました。
そんなことから、1回目の施術は、あまり効果を感じてもらえなかったのではないかと心配をしておりましたが、翌日の朝に、チャリヤ―さんから次のLINEが来ました
少しでも良くなられたということですので、一安心しました。
腸活のために指導した内容 ~1週間目 腸活のためにやること!!~
続いて、頑固な便秘を改善するために、腸活指導をトリートメントと平行して行っていくことにしました。
指導の内容は次のとおりです。
- 朝一番にレモン水を飲む
(レモン1/2個 を搾ったものに水と、ヒマラヤ岩塩少々、リンゴ酢(マザー入りのもの)、唐辛子ペッパーを入れる)
- 小麦製品をやめる
(パン、パスタ、ケーキ、うどんラーメン、お好み焼き、スイーツ類)
- 乳製品をやめる(牛乳、ヨーグルト、チーズ等)
- 食べる時間と食べない時間をしっかりと分ける
食べない時間は12時間以上取る(食べない時間はコーヒーやお茶などの水分を摂取はしてよいが、糖分を入れてはいけない)
- 1日に5~2リットルは水を飲む
この指導の内容については、次回のブログで詳しく説明していきたいと思います。