現在、頭蓋マッサージの驚くべき効果について、連載でご紹介させていただいております。
(RENEでは、フェイスマッサージに頭蓋マッサージがセットになっています。)
頭蓋マッサージには、
という効果が確認されています。
頭蓋マッサージは自律神経を整える
今回は、頭蓋マッサージは、自律神経を整える効果があることをご紹介したいと思います。
自律神経というのは、良く聞く言葉ですが、皆様、それがいったい何なのかはなかなか分かっているようでわからないのではないでしょうか?
私も、現在の仕事に就く前は、「自律神経を整える効果があるので、この商品はお奨めですよ~」とか言われて、「うんうん」と納得しながらサプリメントを購入したり、マッサージを受けたりしていましたが、実際のところ、自律神経って心に関係することなんだろうな~という程度しかわかっていませんでした。
先ずは、自律神経ってなんなのか?
ということから、説明させていただきますね~
自律神経って、簡単に言うと・・・
自分の意思とは関係なく、刺激や情報に反応して、体の機能をコントロールしている神経
のことなんです。
なので、言い換えれば自分の意思でコントロールできない神経でもあります。
例を挙げて説明しますね。
皆さん、自分の腕を動かしたり、歩いたりといったことは、自分の意思でできることですよね。
でも、自分の内臓器官を自分の意思で動かすことはできませんよね。
血液やリンパ液を流すことも当然できません。
この内臓を動かす、血液を流す、栄養を吸収する、老廃物を流すといった、自分の意思では動かすことも止めることもできないことを司っているのが、すべて自律神経の働きなのです。
そして、この自律神経は、正反対の働きをもつ2つの神経で構成されています。
良く耳にする「交感神経」(活動モード)と「副交感神経」(休息モード)です。
この2つの神経がバランス良く働くと、健康で心豊かな状態を送ることができるのです。
交感神経は、活動している時、緊張している時、ストレスを感じている時にはたらく神経です。
副交感神経は、休息している時、リラックスしている時、眠っている時にはたらく神経です。
この2つの神経は、シーソーのように交互に働いています。
交感神経がはたらいている時は、副交感神経はお休み。副交感神経がはたらいている時は、交感神経はお休みしているのです。
通常健康な人は、昼間は交感神経がはたらいて、活動しやすい状態になっており、夜間は副交感神経がはたらいて、昼間の活動での疲労やダメージを回復するという休息モードの働きをするというふうに、バランスが取れており、このバランスを維持することで健康を維持できるしくみとなっているのです。
でも、ストレスの多い現代社会で、この2つの神経(自律神経)のバランスが取れている人は非常に少ないと思います。
では、この2つの神経のバランスが崩れるとどうなるかといいますと・・・・
疲れやすい、食欲がなくなる、眠れない、肩こりや頭痛が起こる
といった、様々な不快な症状が現れます。
さらに、怖いのは・・・
ストレスなどで自律神経のバランスが乱れると、それが原因で脳内の神経伝達物質の分泌異常によってうつの症状が現れることが知られています。
なので、この自律神経の乱れというのは、見過ごすことができないものであり、今、自律神経のバランスを整える医療方法がとても注目されているのです。
自律神経を整える代表的な療法として
理学療法
遠赤外線療法
薬物療法
等があり、RENEでは、この中で理学療法を受けていただくことができます。
また、自律神経の改善に欠かせない、
運動指導
食事指導
も行っております。
RENEの頭蓋マッサージは、理学療法で行う頭部マッサージを中心としながら、東洋医学のツボや反射区のマッサージも取り入れております。
頭蓋骨の経穴(ツボ)のうち、自律神経のバランスを整えるのに有効であるツボを重点的に刺激します。
また、自律神経の経絡や筋肉にも働きかけるマッサージを行うことから、ストレスで緊張して交感神経が働きすぎていた人も、副交感神経にスイッチが切り替わるため、マッサージを受けていただいている間に眠りにつかれます。
さらに、ハッピーホルモンと言われている「セロトニン」や「β‐エンドルフィン」といったホルモンの分泌を促すツボもたくさん刺激するため、落ち込みがちな気分を明るく回復させる効果があります。
そんなことから、ヘッドマッサージには、自律神経のバランスを整える効果があるのです。
また、自律神経については、当院の理学療法や遠赤外線療法がとても効果があることから、今後も、さらに詳しく取りあげていきたいと思います。