数回に亘り、植物生体水の効能についてお話をしてきましたが、なぜRENEは、植物にこだわって化粧品を製造しているのでしょうか?
今回は、その理由として「驚くべき植物の力」にスポットを当てて、植物の生きるための戦いについてご紹介していたと思います。
神秘の植物(動けないけど非常に強い植物)
人が呼吸をしたり、さまざまな活動をするに伴い、体内で活性酸素が発生します。
この活性酸素が健康な細胞を酸化させて錆びつかせ、傷つけます。
そしてこれが肌を老化させる大きな原因となっているのです。
「肌老化 = 肌の酸化」といっても過言でもないくらい、酸化が肌を老化させる力は強力です。
人の身体には、もともと活性酸素を分解する酵素や補酵素が備わっていますが、酵素による抗酸化力は加齢とともに低下していってしまいます。
そのため次々に発生する活性酸素を処理しきれなくなり、肌老化が加速してしまいます。
そんなはあ老化を食い止めるために、RENEは植物の抗酸化力に注目したのです。
なぜ、RENEが植物の抗酸化力に注目したのか?
それは・・・
植物は、動くこともできないため、紫外線等の外敵から身を守る多くの有効成分を自らの体内に作り出してきました。
そのことにより、植物は信じられないほどの驚異的な抗酸化力を持っているからなのです。
その植物の抗酸化力を、なんとかお肌に届けることはできないだろうか?
という発想が、植物生体水を化粧水に製造するということに結びつきました。
そして「真空低温乾燥システム」という、植物の細胞内から生体成分を抽出する素晴らしい日本の技術と出会い、植物成分を全く壊さずに生体水を取り出して化粧水にすることが可能となったのです。
そんなことから化粧品開発者達をとことん虜にした「植物の神秘的な力」をご紹介していきます。
植物の戦い・紫外線
植物は長い歴史を持っています。
その歴史は海の中からスタートしました。
植物は長い間、海の中で暮らし、そして今から4〰5億年前に陸上に進出しました。
人類がこの地球上に出現するのは、まだまだずっと後のことです。
植物は、自分で移動することはできません。
自らの身体が生み出した種子だけが移動することができます。
ある場所に一度根付いたら、そこでずっと暮らしていかなければならないのです。
周りの環境が悪くなっても、そこから逃げ出すことができない・・・
そんな環境から、植物の戦いが始まりました。
植物は動物と違って、「動くことができない」という理由から、私達は「受け身の生物」というイメージを持っています。
しかし、それはとんでもない誤りなのです。
植物は、この地球で生き抜くための様々な知恵や能力を、それも人間が思いつかないようなとんでもない力で獲得してきています。
地球上で活性酸素の影響(紫外線を浴びることにより生じる一重項酸素という活性酸素)を一番強く受けながらも、たくましく生きている生物が植物です。
植物は日の出から日没まで、いやおうなしに紫外線を浴びています。
このため植物の体内には大量の活性酸素が発生しています。
そして、植物の体内では絶えず活性酸素との戦いが繰り広げられているのです。
活性酸素は毒物物質です。
なので、この活性酸素を取り除かないと、植物には死が訪れるのみです。
そこで・・・
植物は長い歴史の中で、ポリフェノールやビタミン類などの抗酸化物質を自ら作り出したのです。
これらの抗酸化物質により、植物は紫外線との戦いに負けずに生き続けていけるわけなのです。
皆さんは、アロエが晴の日の午後5時頃になると黄色くなるのをご存知ですか?
これは、アロエが紫外線との戦いの最終局面を迎えたばあ面だからです。
そうです。
紫外線との戦いにより、アロエが枯れた姿なのです。
・・・ところが!!
アロエは夜の間に、自ら作り出した抗酸化物質により、紫外線により生じた活性酸素を除去してしまい、朝には再生を遂げるのです。
あのみずみずしい青さを、再び取り戻すんですよ!!
そうして、また紫外線との戦いに備えるのです。
こうした戦いの繰り返しの中で作られた抗酸化物質には、計り知れない効能があります。
もちろん活性酸素は人間の体内でも生産され、細胞に悪影響を及ぼします。
活性酸素は細胞を傷つけ、さまざまな症状を引き起こします。
肌も老化し、みずみずしさを失ってシワシワになってしまいます。
そこで、活性酸素を除去するために植物の抗酸化物質が効果を発揮するのです。
一台何役もの役割をこなす植物の成分
植物由来の物質には特徴があります。
植物が作り出す成分は非常に多機能です。
植物にとって化学成分を作り出すことは、けっして容易なことではありません。
根から吸った養分と光合成で作り上げた当分だけの非常に限られた資源で、植物は全ての生命活動を賄わなければなりません。
防衛だけに、すべてを使うことはできないのです。
栄養分を使ってしっかり成長することも大切です
競争力を高めて、隣の植物よりも大きくなって光を奪い合わなければなりません。
花を咲かせ、花粉や種子を作ることも子孫育成のための重要な働きです。
そんなことから、限られた資源を効率よく活用することが必要となってきます。
そこで、資源を費やして生成する科学物質は、非効率的なものでは役に立ちません。
一石二鳥、一石三鳥の役割を担う物質を作り上げなければならなくなってくるのです。
例えば、RENEが生体水やサプリメントの原料として使っている「黒ガリンガル(黒ガリン)」に多量に含まれているアントシアニンは、活性酸素を除去する強力な抗酸化物質です。
しかし、同時に抗菌活性もあわせ持っています。
さらに、水に溶けて浸透圧を高め、乾燥時の細胞の保湿力を高めたり、低温時の凍結防止の役割を果たすこともできるのです。
それだけではありません!!
アントシアニンは赤紫色をしているで、花びらを染めて花粉を運ぶ虫を惹きつけたり、果実を染め上げて種子を運ぶ鳥も惹きつけることができます。
薔薇の花の赤色や、ブドウの果実の紫色もアントシアニンの働きです。
また、紫外線を吸収して、紫外線から体を守る働きもあります。
こうやって見ていくと、いったい一石何鳥になるのでしょうか?
アントシアニンは、大変便利な物質なのです。
このアントシアニンだけでなく、植物が選び抜いて利用している成分は1つで何役にも使える多機能な成分が多くあります。
だからこそ、植物が持っている有効成分が人間の身体にも有効な作用をもたらすことが大いに期待できるわけなのです。