こんにちは。
タイのバンコクで「美と健康」をテーマとした「リンパ&理学整体」スパRENEを経営しております店長のToyoです。
バンコクRENEスパは、スタッフが全員タイの国家資格を持つ理学療法士であることから、「美」のメニューも、「健康」のメニューも、
オステオパシー療法の中のリンパマッサージ
西洋医学の理学整体
をメインとした施術を行っている、少し変わったスパになります。
バンコクRENEスパでは、リンパと筋肉は切っても切れない関係として捉えており、その療法にアプローチすることでより一層の効果が得られると考えております。
マッサージ大国のタイでは、タイマッサージが主流であることから、医科大学を出て国家資格を持つ理学療法士が行う「理学整体」というのは、怪我をした人や、一部の富裕層の人しか受けることがあまりないこともあり、それほど普及している施術ではありません。
ましてや「リンパマッサージ」は、最近ではようやくタイ人が経営するお店も現れ出しましたが、3〰4年前では皆無であり、恐ろしいマッサージだと捉えられていました。
確かに、タイマッサージも理論的には素晴らしい施術であり、きちんとタイマッサージを学んだセラピストの方は素晴らしい知識と技術を持っておられます。
けれど、田舎から出稼ぎでバンコクに出て来た少女が、たった2週間程の練習で施術を行ってるという現状も見逃せません。
なので、本当に体の様々なトラブルに悩まされている方は、医学的な勉強をたくさん積んできた筋肉のプロが行う施術を、一度受けていただきたいなと願っております。
そんなことから、バンコクRENEスパでは、お客様にリンパマぅサージや理学整体の技術の素晴らしさを伝えるとともに、長い年月にわたり、医療体系の中でしっかりと確立された医療理論というものを知っていただくことも大切だと考えております。
その思いから、リンパマッサージのスクールの開校やセミナーの開催を始め、様々な形でリンパマッサージの素晴らしさについてお伝えしていきたい考えております。
そのなかの1つが、ブログでの情報の提供です。
というわけで前回は、リンパのシステムについてご紹介しました。
https://renethailand.com/menu/リンパシステムを整えるリンパマッサージの効果/
リンパは、
「リンパ管」「リンパ液」「リンパ節」
の3つから構成されていることを説明したわけなのですが、今回からはこの3つのそれぞれの役割について、具体的に説明していきたいと思います。
今回は、「リンパ管」の種類と役割です。
そして、リンパ管のしくみを知ると・・・
リンパマッサージの凄さを、より理解していただけると思います。
リンパの種類 「リンパ管」
1 リンパ管の構造
脊椎動物には、身体全体に網目のように張り巡らされているネットワークのような「毛細リンパ管」というのがあります。
リンパ液を回収するリンパ管の出発地点が毛細リンパ管です。
下の図は、血管とリンパ管の構造を表した図になります。
(赤丸で囲んだ部分を拡大した右の図が、毛細リンパ管の構造になります)
毛細リンパ管は、
一端が閉じた管であり、盲管として各組織内に蜘蛛の巣のように分布しています。
毛細血管の直系は、約10μm(マクロメートル:1000分の1mm位)、
毛細リンパ管はそれより太く20〰75㎛ほどあります。
血管は、上の図のように動脈と静脈が毛細血管で繋がり、輪になっていて、始まりも終わりもありません(血管は上の図のように出口のない回路を形成しているため、心臓と血管を合わせて循環器系と呼んでいます。)が、リンパ管には始まりがあるのが特徴です。
下の図の足の先の方にある先の閉じた管がリンパ管の始まりです。
ここから首の方に流れる間に、いくつものリンパ節を通ります。
そして、最後は胸管という太いリンパ管へと合流します。
リンパ管の中には「リンパ液」が流れています。
しかし、リンパ管には、心臓のような特別なポンプがありません。
では、いったリンパ管は集めたリンパ液をどうやって運んでいくのでしょうか?
リンパ管には、ところどころに弁が備わっていて、リンパ液の逆流を防いでいるのです。
そして、呼吸運動や筋肉活動、さらに動脈の拍動などのわずかの外力によって、リンパ液はしだいに中枢方向へと送られて行きます。
さらに、リンパ管は合流を繰り返し太くなっていきます。
上の図は、リンパ管の断面図ですが、この図ではリンパ液は下から上に向かって流れます。
一度、上に行ったリンパ液が落ちてこないようにするために弁があります。
なので、健康な人はリンパが逆流すると言ったことはあり得ません。
2 リンパ管の役割
では、このリンパ管はいったいどのような役割を担っているのでしょうか?
リンパ管の役割の最大の役割は・・・血管から漏れた水部をすくうことです。
血管を流れる血液は心臓から排出され、全身を巡り心臓に戻って来ます。
しかし、血液の液体成分は、常に血管内を流れているのではなく、細胞に酸素と栄養素を届けるために、毛細血管の動脈側で血管から細胞内へと流出するのです。
このリンパ管の壁は、下の図のように、扁平な内皮細胞からできていて、この内皮細胞同士の間がしばしば開いています。血管から細胞内に漏れ出した組織液は、この隙間からも毛細リンパ管に流れ込んでリンパ液になります。(約10%程)
そして、リンパ管に回収されリンパ液になった後は、再度、静脈へと戻ります。
リンパ管を通って静脈に戻るリンパ液の量は、
1日あたり 3〰4リットル
ほどで、心臓から排出される血液量のわずか200分の1です。
3 リンパ管の種類
リンパ管には、静脈と同じように、浅いリンパ管と深いリンパ管があります。
浅いリンパ管は、とてもたくさんり、皮下静脈と同じ報告に走っています。
深いリンパ管は、多くは血管に沿って走っており、分岐、結合、網状を形成していて血管をとりまいています。
究極のリンパマッサージ♡「冷え」&「むくみ」取りコースの効果
リンパマッサージは、悪くなったリンパの循環を外部からの刺激で改善していく手法です。
リンパは、前述のとおり、全身に張り巡らされており、足のや手の指先から一方通行で胸管という太いリンパ管に向かって流れ、やがて合流するため、このリンパの循環が悪くなると、老廃物がどんどん体内に蓄積されてることになってしまいます。
こなると免疫力が低下して、むくみや冷えなどの症状が出てしまいます。
リンパの流れを良くすることは、免疫力の強化をはじめ、疲労回復や冷え性、生理痛などを改善するほか、ダイエットにも効果が期待できるのです。
リンパのしくみを勉強していくと、いかにリンパマッサージが効果的であるかわかってくると思います。
バンコクRENEスパでは、このリンパ理論に基きしっかりとリンパに働きかけて全身の冷えとむくみを取る、「冷え」&「むくみ」取りコースをご提供しています。
1ヶ月に1度は、RENEのリンパマッサージで、リンパシステムの循環を整え、全身の冷えとむくみを取り去りませんか?
次回の記事は、リンパは免疫力アップの力が凄いです!!