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開店から、ほとんど体制が進んでいないバンコクRENEスパですが、元タイマッサージコンビの接客のひどさから、このままではいけないということで、再びToyoはバンコクに行き、通訳を入れての接客指導となりましたが・・・
元タイマッサージコンビは、全くやる気なし・・・で、ふたりの横柄さには太刀打ちできずに大失敗に終わりました。
そのうえ、段々と働くのが面倒になってきたポックちゃんは、田舎に帰りたいと言い出し、毎日泣いてばかりです。
ポックちゃんのお母さんと電話で相談して、一度、田舎に帰らせることになりましたが、なんと、お母さんからの依頼でRさんととよも同伴することになりました・・・。
前回の記事はこちら
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田舎に帰る前日に見たタイ人女性の不思議?
田舎に帰れることがわかったポックちゃんは、その日から急に機嫌が良くなりました。
「タイ人の女性は小学4年生だと思いなさい」と、タイに住むある日本人から言われたことがありましたが、本当にびっくりするほど精神年齢が低いことを感じました。
田舎に帰る前日、Rさんととよが夕食を食べに行っている時に、Rさんの携帯電話にポックから電話が来ました。
今、マーケットに明日持って行くカバンを買いに来た。
お店に忘れ物をしたので迎えに来てほしい
というものでした。
これを聞いてRさんは、大激怒!!
なんで、あいつの忘れ物まで俺が付き合わないといけないんですか?
ということで、迎えには行かない、自分でタクシーに乗って店に戻れという返答をしていました。
でも、その後も何度も何度もラインと電話がありました。
Rさんは、
今、あいつに辞められたら、せっかくとよさんやナコ先生(なつこ)が一生懸命に指導してくれたことが水の泡になると思って、出勤時にバス停まで迎えにいってやるなど、色々と面倒をみてきましたが・・・
それを感謝しないで当たり前だと思って、こうやってつけあがってくるのが、タイ人女性の特徴ですよ。
いつまでも甘やかせてはおけないので、迎えには行きません。
と言って、かなり怒っておりました。
その後、食事が終わり・・・
とよは、今のポックちゃんの精神状態を考えると少し心配だなと思い、ひとりでお店に戻って見ました。
すると・・・
お店に明かりがついており、ポックちゃんがひとり、ソファーに座っていたのです。
何をしているの?
びっくりして聞いたら、
Rさんが迎えにくるのを待ってる
と言うのです。
Rさんが、絶対に迎えに行かないと言っていたのを聞いていただけに、このまま待っても駄目だということを伝えないとだめだと思いました。、
とよはタイ語が喋れないので、片言の英語で伝えようとしましたが、全然、伝わりません・・・・。
仕方がないので、Rさんに電話をしたら、もう怒るのを通り越してあきれており、
Toyoさんも、だいたいわかってきたでしょ?
厳しくするとむくれるし、優しくすると甘えが出てくる・・・本当に子供と同じなんですよ
とため息をついていました。
Rさんからポックちゃんに電話を変ってと言われたので、彼女に電話を渡すと・・・
タンマイ!タンマイ!(なぜ?)
と、何度も声を荒げながら叫ぶように話をしていました。
やがて、少し落ち着いてくると、とよに電話機を差し出したので、再びRさんと話をしたところ、
なんとか迎えにいけないことは納得させたので、タクシーに乗って勝手に帰ると思います。
とよさんも、こんなやつに付き合ってたらきりがないので、早くホテルに帰ってください。
と言われました。
ホテルは、お店の近くのサービスアパートメントに泊まっていたので、とよは歩いて帰ることにしました。
ポックちゃんは、少し涙ぐんでいましたが、バイクタクシーを拾って帰って行きました。
・・・・なんだったんだろう今の出来事は??
この信じられない我儘さ・・・
この国は、これで生きていける国なんだろうか???
前回のポップちゃんに続いて、このポックちゃんも・・
タイ人女性はみんな、普段はニコニコと可愛らしい女性達ですが、長い間一緒にると、とても喜怒哀楽が激しいことが解りました。
タイ人女性って、みんなこんな感じなの??
でも、今のスタッフの子達は、まだ若いのにその点はとても大人です。
時々二人で言い争いになったりすることはありますが、常にとよの目を気にしていますし、すぐに収めて仲直りしています。
今の子達が特別なのか?
ポップちゃんやポックちゃんが特別なのか?
それは、この物語でだんだんと明らかになってきますよ〰
ポックちゃんの田舎サコーンナコーンへ
ポックちゃん達は普通、田舎に帰る時は、10時間くらいかけて長距離バスで帰るのですが・・
とてもとても、10時間も長距離バスには乗れません!!
ポックちゃんは、初めて飛行機に乗るということで、昨日の機嫌の悪さはどこへやら・・・・
大はしゃぎでした!!
この子は許可をもらっていないので顔出しできないのですが、超ごきげんさんの笑顔で映っているんですよ~
サコーンナコーンの空港には、すでにポックちゃんのお母さんとお父さんがお迎えに来てくれていました。
お母さんは本当のお母さんですが、お父さんとは再婚だということで、ポックちゃんにとっては育てのお父さんになりました。
お母さんは、肝っ玉母さんという感じで体格も良く、反対にお父さんは体格も細くて、とても物静かな方で、かかあ天下の家族だなということがすぐにわかりました。
空港を出ると、お父さんの運転する車でサコーンナコーンでとても有名な
Wat Phra That Choeng Chum Worawihan
というお寺に連れて行ってくれました。
タイのお寺の正式なお参りの仕方というのを、とよはまったく知りませんでしたので、ポックちゃんのお母さんに教えていただきながら、見よう見真似でお参りしました。
そして・・・その次はいずこへ?
どうやら、私達が来るということで、お父さんとお母さんは、観光コースを既に計画してくれているようでした。
Nong han という湖に到着しました。
とても大きくて、静かで広大だけど、なんか龍が棲んでいそうな感じの神々しい湖でした。
そして湖を後にすると、
これから山の中に入っていくので、お水を持っていく必要があります
と言って飲料水を調達しに行き、その後は四方が山に囲まれた山岳地帯の中に入って行きました。
そして、1時間30分程車を走らせたところに、下の看板のお寺の入り口に到着しました。
未だに、地図で見ても、この場所がどこになるのかわかりません・・・。
とにかく、とんでもない山の中には間違いないようです。
体力だけは人一倍あるToyoは、先頭を登っておりましたが、誰もついてきません。
頂上には、下の写真のような礼拝堂がありました。
どうやら、ここに仏様がいらっしゃるようなのですが・・・仏像は祀られていませんでした。
まだ、この上になにかあるかなと思ったとよは、ひとりで、さらに道なき道を登って行きましたが、心配したお父さんとRさんが後を追いかけて来てくれました。
Rさんは
吐きそう・・・・
と言って、今にも倒れそうでした〰
ポックちゃんとお母さんは、中間当たりで登るのを断念していたようで、とよ達が山道を降りていくと、途中で座って休憩していました。
登山が趣味だったとよひとりが、山登りを楽しんでおりましたが、他の4人は、ヘトヘトになっておりました。
Rさんが、この時のことを振り返って
Toyoさんがいなかったら、絶対にあんな上まで登ってませんでした。
ついつい、釣られて登ってしまいましたが・・・もう二度と嫌です
と言っておりますが、とよは機会があればもう一度行きたいな〰と思っています。
そして・・・この山を下りてからは、再びサコーンナコーンの街へと戻り、とりあえずホテルにチェックインだけして、お昼を食べに行こうということになした。
・・・・ところが、この予約していたホテルが、まるで収容所みたいなホテルでして・・・少しばかり霊感の強いとよには、長〰い廊下に数名、幽霊さんが座っているのが見えてしまったのです。
Rさん、ダメここは・・・。いっぱ変なのがいる」
「何? 何がいるの?」
幽霊!!
げっ〰!! 止めておきましょう!! 違う宿を探しましょう!!
ということで、チェックインしたものの、そのまますぐに退散・・・
お金はすでに前払いしてしまっており、キャンセルができませんでしたので、そのまま鍵だけ返して、別のホテルを探すことにしたのです。
すると、お父さが、リゾート風のホテルを知っており、そこに連れて行ってくれました。
コテージ風の造りになっており、とても素敵なホテルでした。
あ〰良かった・・・ということで、気を取り直して、近くのタイ料理店にお昼を食べに行きました。
そこで、少しRさんとお母さんがポックちゃんの今後のことについて話をしました。
お母さんは、
まだ下の妹もいるので、ポックが帰って来ると生活が厳しくなります。
私としては、このままバンコクで出稼ぎしてくれて、いくらか仕送りしてくれると助かります
という考えを持っていました。
お父さんとお母さんは、屋台で生活費を稼いでいるという生活を送っており、かなり貧しい生活をされているようでした。
なので、Rさんととよを、いろんなところに連れて行っておもてなししてくれることは、本当はかなりの出費だろうと察したRさんは、お母さんにお礼としてお金をお渡しておりました。
そんことから、お母さんとしては、ポックちゃんが田舎に戻ってくると生活が苦しくなるので、なんとしてもバンコクで働かせたいという気持ちが強いため、なんとか戻ってきている間の数日間にポックちゃんを説得しますということになりました。
竜神のお祭りの開催
こんなとこにじっといるなんて、暑いから絶対に嫌だ!!
耐える事3時間・・・
祇園祭の山車みたいなものが、次々にやってきました。
日も暮れて来て・・・・
どこまで続くんだろうという位、次から次へとやってきます。
最初は、物珍しくて見入ってましたが、だんだんと飽きて来て・・・
お腹が空いてきたし、早く帰りたくなってきました。
でも、お父さんもお母さんも一向に帰ろうとする気配はありません。
どこかに行ってたRさんも、戻って来て
まだ見るんでしょうかね~
とため息をついています。
ついに業を煮やして、
そろそろ帰りませんか?
とお母さんに告げました。
お父さんもお母さんも、まだまだ見たかったようなのですが、とりあえずとよとRさんをホテルに送ってくれました。
ひょっとしたら、その後、また行列を見に戻られたかもしれません。
でも、ホテルに戻っても食事を摂ることはできず、近くのレストランに行きましたが、そこもやってません。
どうやら、みんなさっきの行列を見に行ってるようです。
仕方がないので、近くの小さな雑貨屋でビールとおつまみを買って夕食にしました。
サコーンナコーン・・・。
とんでもない田舎でした。
そして・・・
この日1日は、ポックちゃんは超ご機嫌さんでした。
お母さんが、家に戻ったらゆっくりと娘を説得すると言っておりましたが、どうなるのでしょうか?
ただ、とよにとっては、タイに来てから初めての小旅行気分を味わうことができました。