今、日本では便秘人口が急増したせいで、便秘を専門的に治療する「便秘外来」がある病院が増えているそうです。
そして、便秘外来に通う患者さんの半数以上を占めるのが、なんと「腸下垂」「下がり腸」だそうです。
腸の構造については、小腸家族と大腸家族に分けられることを
垂れ下がらない体をつくる内臓アプローチ! 先ずは腸を上げよう!
でご紹介しておりますが、大腸家族の中の一番のなまけものである「横行結腸」は、下のイラストのように、なんと両端だけが固定されているのみであり、そのため便秘になると、便の重さで本来の位置より下に垂れ下がってしまいます。
横行結腸が垂れ下がると、他の腸家族達もつられて垂れ下がることになり、腸全体が下に垂れてしまいます。
垂れ下がった腸には、さらに便が停滞し、その重みでますます腸が下がっていきます。
この悪循環により、慢性的な便秘症が作られると言われています。
もちろん、腸そのものも伸びるため、重症の下がり腸では、通常80㎝の大腸が、なんと倍以上の170㎝まで伸びてしまうケースもあるそうです。
この状態では、いくら食物繊維や乳酸菌を摂取しても効果がでないわけです。
でも、腸が下がる仕組みはわかるけれど、腸が下がるとどうして体全体が下がるのでしょうか?
先ず、カラダのどの部分が下がるのかを見てみましょう!!
下腹が下がりぽっこりお腹になる
一番先に下がるのは・・・
そうです、下腹です。
横行結腸が下がると、便秘になるため、腸が下へ下へと垂れ下がり、そのためどんどん下腹が出てきます。
通常、便がスムーズに大腸を通過できる角度は90度程度だと言われています。
ところが、横行結腸が垂れ下がってしまうと・・・・
便の通過がスムーズにいかなくなり、便が詰まってしまうのです。
すると、さらに腸は、便の重さと重力の関係で下へ下へと引っ張られていきます。
もう一つ、下腹が出る原因として、お腹周りの筋力不足が考えられます。
通常、胃や腸などは筋肉や腹膜で支えられて定位置にあるのですが、この筋肉や腹膜が弱ることで、便秘により横行結腸が下がりだすと、胃や腸をささえられずに下へと垂れ落ちていきます。
特に、女性は筋肉が少ないため、腸や内臓が下がりやすいのです。
便秘を防ぐことも大切ですが、お腹周りの筋肉を鍛えることもとっても大切になってきます。
お腹周りの筋肉を鍛えるということは、胃や腸を支える土台を鍛えるということです。
土台を鍛えることで、胃や腸などの内臓が垂れるのを防ぐことができるのです。
姿勢は全体的に前のめりになり猫背になる
下腹がポッコリと出てくると、姿勢は全体的に前にのめってしまい猫背気味になります。
猫背になると、肩こりや腰痛等の様々な弊害をもたらしますが、身体が下がるということに関しては、
① 先ずバストが下がってきます
② 次にヒップが垂れ下がってきます
ということで、なんと、女性の象徴であるバストとヒップが垂れちゃうんです!!
まず、どうしてバストが垂れるかといいますと、猫背姿勢になると、どうしても上半身は前傾姿勢となります。
すると、バストを支えている土台の筋肉が弱くなり、バストはハリを失い垂れてくるのです。
また、デコルテなどのリンパの流れが阻害されるため、鎖骨が出ずらい状態になります。
よく、「鎖骨美人」などと言いますが、綺麗に出た鎖骨は若々しく健康的に見えますよね〰。
まさか、腸や内臓の垂れ下がりが鎖骨にまで影響するなんてびっくりです。
そして、次にヒップが垂れ下がります。
猫背になってしまうと、上半身は常に体の前方に倒れている状態になります。
すると腰の筋肉は、上半身が倒れないように動くため、常に負担がかかっている状態になるのです。
反対に、負荷のかからないお尻の筋肉を使わない日常生活を送ることになるため、段々とお尻のお肉が垂れてしまうのです。
最後にはボディライン全体が垂れ下がる
そして、なんといっても恐ろしいのが・・・
下腹ぽっこりや猫背の姿勢をそのまま放置しておくと、やがて上半身も下半身も全て垂れ下がり、変なところにお肉がつくようになって、
ボディライン全体が垂れ下がる
というとんでもない結末が待っているのです!!
垂れ下がる順番をもう一度、おさらいしますと・・・・
腸や内臓が垂れ下がる
☟
下腹がポッコリと出てくる
☟
猫背になる
☟
バストが垂れてくる
☟
ヒップが垂れてくる
さて・・・ここまでで、身体が垂れ下がって来る経過はだいたいわかってもらえたと思います。
あまりご紹介したくはないのですが、この後はボディラインが崩れてくる経過について、引き続きご紹介していきますね。
様々な垂れさがりが始まった私達の体は、やがてボディラインの崩壊という道をまっしぐらにひた走ります。
先ず、ウエストラインの崩れが始まり、ウエスト・・・と呼べるものがなくなります。
お尻の垂れ下がりはどんどんエスカレートして、お尻と脚の区別がなくなってしまいます。
そのことにより、脚が短く見えるという美脚からは程遠い脚のラインの崩れが形成されます。
このように、まずは下半身からボディラインの崩れは形成されていきます。
垂れ下がって筋力がなくなった下半身の崩れは、やがて上半身にも及んでいきます。
どっこいしょ!!・・・と、何をするのも筋力の弱くなった下半身では大変です。
「よいしょ」っていう言葉が口から良くでるようになれば、おばさんになった証拠だとよく言われましたが、そのとおり下半身の崩れた筋力のない体では、「よいしょ」という掛け声なしでは動けないようになってしまいます。
すると、歩くのも億劫になります。
歩くことで従来使われていた背中の筋肉や腕の筋肉も、どんどん使われなくなり、筋力が弱まっていきます。
窓ふきや床拭き等、腕や背中を使う動作など、しんどくてできません。
すると、肩甲骨を使わないため、猫背になった肩甲骨周りにどんどんお肉がついて、気が付くとブラジャーから肉がはみ出ています。
背中にも、幾重にも脂肪のひだができているではありませんか!!
そして、肩甲骨を動かさないことで、首や肩の筋肉にも負担がかかり・・・
なんと内臓から一番遠くにあるはずのお顔にも影響が!!
アゴが・・・二重顎になっている!!
頬骨が落ちてブルドックになっている!!
私のあの大きかった目はどこに行ってしまったの?
と、ほうれい線くっきり、瞼が落ちて目が小さくなり、老廃物が溜まって大きくなった顔が、なんともいえない貫禄で存在することになるのです。
・・・ということで、内臓下垂、腸下垂の恐ろしさを、わかっていただけましたでしょうか?
でも、もしあなたの体が、マニュアル通りにしっかりと垂れ下がってしまっていたとしてもあきらめるのは早いですよ!!
筋肉は鍛えれば、ちゃんと結果を出してくれる臓器なんです。
なので、内臓下がり、腸下がりの根本的な原因を取り除き、しっかりと筋肉を調整して鍛えていくことにより、姿勢もよくなり、ぽっこりお腹も改善され、埋もれていたバストも現れて、首が伸びて口角が上がり、小顔になっておめ目もぱっちり!!
と昔の元気はつらつとしたあなたを取りもどすことは十分可能なんです!!
RENEの垂れ下がらないカラダを作るメニュー
RENEでは、下がらないカラダをつくるメニューをいくつかご用意しております。
バンコクにいる間に一度、自分の体としっかり向き合ってみませんか?
先ずはプロの手を借りて、垂れ下がったカラダを少しずつ上げて行きましょう!!
RENEのスタッフはタイの国家資格をもった理学療法士、すなわち筋肉のプロです。
安心で質の高い技術をご提供できるだけでなく、しっかりセルフケアの運動指導も行います。
また健康管理士の資格をもった店長が下がらないカラダを作るアドバイスを行います。
〰下がらないカラダを作る様々なメニュー〰
RENEスパでは、内臓を元の位置に戻す内臓アプローチ療法(内臓整体)はじめとする、下がらない体をつくる様々なメニューを用意しております。
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