通訳ヌンさんをいじめて辞めさせた卑劣な病院オーナーとお局マネージャー(元女性コンビがバンコクでスパ経営物語63話)

お店のご紹介
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さて、RENEスパとホリスティク医療センターとを行ったりきたりする生活が始まって数ヶ月過ぎたトヨのその後ですが・・・・・

 

オーナー家族がトヨをまるで専属のセラピストのように使いだすようになり、ますますこのオーナー一族のブラックぶりにあきれるしかない状態に陥っておりました。

スタッフを私物化する医療センターオーナーの娘や姪っ子達!!(元女性コンビがバンコクでスパ経営物語62話)
さて、トヨはトンローにオープンした、理学療法をメントした治療を行うホリスティク医療センターにおいて、リンパマッサージの指導者として非常勤で働くことになりました。 前回は、とんでもないエージェントのせいで、ぎりぎりまで労働許可証が取れなかった...

 

ますます独裁者ぶりがひどくなるオーナー

ここの優秀なスタッフ達は、よく我慢しているな~と感心しておりましたが、みんなかなり我慢の限界にきてるようで、日ごとに元気がなくなってきました。

 

そんなこともあり、お客さんの数がどんどん減ってくるようになり、オーナーのウイチャダーさんは、毎日イライラして、店に巡視にきては怒鳴り散らすようになりました。

 

この人、本当に自分目線な人で、店の終了時間(20時)間際に来て、

今からミーティングを始める

言い出すことが度々ありました。

 

トヨは、タイ語のミーティングに参加してもさっぱりわからないし、契約外のことだと判断して帰ろうとしたところ、お局のノンさんからストップがかかり参加するように言われました。

 

そのため、通訳のヌンさんも同じように残されることになりましたが、ミーティングというよりも、とにかくウイチャダーさんがずっと怒鳴りちらしているだけなので、通訳の仕様もない有様でした。

 

そして・・・このミーティングは、2時間、3時間と延々続くのです。

 

お店は20時に終了なので、そこからミーティングされると、終了するのは早くても22時は超えてしまいます。

 

ひどいときは0時を回ったことがあり、トヨは電車がなくなってタクシーで帰らないといけないこともありました。

 

もちろん残業手当など誰にも出ませんし、タクシー代も出ません。

 

とにかく、何を言っているのかさっぱりわからないタイ語で2時間、3時間怒鳴るのを聞かされるのは辛い意外の何ものでもありませんでした。

 

さらに、休日やRENEスパにいる時に、突然呼び出しがかかることがありました。

これも契約にないことなので行かないつもりでいると、いろんなスタッフから順番に電話がかかってくるのです。

 

さらに、トヨがいかないつもりでいるのに、すでに通訳にのヌンさんが呼び出されて出勤してしまっているというケースもあり、そうなるとヌンさんに申し訳ないので行かざるを得なくなるのです。

 

こういう場合の呼び出しは、ほとんどがVIP扱いのお客様が来るから、施術をしろというものでした。

この呼び出しは頻繁にあり、トンロー店だけでなく、本店に呼び出される時もありました。

 

そして、呼び出されて行ってみると、何時間も待たされた挙句に「今日は来なくなった」と言って帰らされることも度々で、本当にウイチャダーさんには振り回される毎日でした。

 

本店に呼び出された場合は、本店にはフェイスマッサージをするベッドもプロダクトも一切置いてくれておらず、そのため、一旦トンロー店に寄ってすべてのプロダクトを準備してから本店に行かないといけないのです。

車のないトヨは荷物を抱えて移動するしかなく、毎回大変でした。

 

もちろん、この急な呼び出しにかかった交通費等は一切支払われません。

 

それどころか、毎月の給料もなかなか払ってもらえず、振り込み日に通帳を確認するたびにショックを受けました。

黙っていたら、そのまま全く振り込まれないので、かならず文句は言うのですが・・・・・

そのたびに

マネージャーの振り込み日は違う日だからまだよ

とか「

銀行の都合で、まだ振り込みができないみたい

等、いい加減な嘘をつかれるのです。

外国人だから、こんなウソで丸め込めると思っているところが、馬鹿にされているようでますます頭にきました。

 

toyo
toyo

もう、すぐにでもこんな店辞めてやる!!

 

 

と何度も思いましたが、仲の良いスタッフに「先生、私達を残して辞めないで」と哀願されたり、トヨがやめると通訳のヌンさんが必要ないということで解雇される可能性が高かったことから、契約満了まではとにかく我慢するしかありませんでした。

 

日本人のお客さんが来ないから通訳のヌンさんはいらない

 

そんな状態の中、ウイチャダーさんが、突然

日本人のお客さんがあまり来ないから、通訳なんていらないわ

と言いだしました。

 

toyo
toyo

いやいや、日本人を集客したければ、日本語でマーケティングをしないと無理でしょ?

ということで、そのことをウイチャダーさんに伝えたら

 

あら、日本人のお客さんは先生が呼んで来てくれないと!。

 

日本人だけ特別に日本語でマーケティングをするなんて、お金がもったいないわ。

と言われてしまったのです。

 

toyo
toyo

私がお客さんを呼んでくる??

 

トヨは、タイに来てまだ2年目ですよ~。

 

日本人の友達もいないのに、どうやってお客さんを呼んでくるのよ?

 

けれど、日本人のお客さんがこないことで、通訳のヌンさんが辞めさせられては困ります。

 

toyo
toyo

なんとかしなければ!!

と悩みました。

 

日本語のホームページは、すでに前回紹介した日本のWEBマーケティング会社のUくんが作成してくれていましたが・・・・

 

これも、ウイチャダーさんの要望で、もともとあったタイ語のHPを、日本版に編集し直すという形になってしまったため、日本人にはよくわからないサイトとなってしまっていました。

というのも、タイ人は文章をほとんど読まないのです。

 

なので写真ばかりで、何をお客様に訴えたいのか?

どういうサービスがあるのか?

 

全く見えてこないサイトなのです。

 

Uくんも、

こんなサイトじゃ日本人の集客は厳しいですよ。

 

せっかくある程度作成した日本人向けのサイトを、ウイチャダーさんに却下されて作り直させられたので、僕にはこれ以上どうもできないですよ~

と嘆いていました。

 

また、

toyo
toyo

せっかく日本人居住区に店があるのだから、フリーペーパーで宣伝をしましょう

と提案して、フリーペーパーの会社の人に来てもらったりもしましたが、

 

こんなことしても意味がないと思うわ。

こんなところにお金をかけたくないわ

 

と言って、たった1万バーツほどのお金も出し惜しむのです。

 

 

仕方がないので、

toyo
toyo

じゃあ、チラシを作って周辺のコンドミニアム等に配りましょう!!

と提案したら、これには心を動かされたのか、

 

じゃあ先生がチラシを作って

と言って来たのです。

 

そんなことから、日本語ができるのはトヨと通訳のヌンさんしかいないので、二人で協力してチラシをつくりました。

 

そのチラシには、

この病院がどういう病院で、どういうことができるのか?

メニューは何があるのか?

価格はいくらなのか?

場所はどこになるのか?

等、チラシ1枚を見れば、すべてわかるように作成したのですが、このチラシにウイチャダーさんも娘のビターちゃんも大ブーイングです。

 

綺麗じゃない

と言うのです。

 

字ばかりで、こんなチラシは話にならない

と言われてしまいました。

 

トヨとヌンさんが作ったのがこのチラシです。

 

話にならないほどひどい出来だと言われてしまいました。

 

そして、ウイチャダーさんに指導されたのが

 

綺麗な写真を1枚載せて、そこにキャッチフレーズを1つ、

後は店の電話番号だけでいいの!!

こんな説明は不要よ!!

 

写真を見て、綺麗な店だから行きたわ~

と思えば、自分から電話してくるでしょ

ということでした。

 

タイ人はそうかもしれないけれど、日本人はそいう訳にはいかないことを説明したのですが、全く聞き入れてもらえません。

 

もう一度、作り直せと言われましたが、トヨは写真1枚のチラシなんて紙の無駄だと思い、作り直すことを拒否しました。

結局、ヌンさんがひとりで作り直しをさせられたのですが・・・・・

 

それも、ウイチャダーさんは気に入らなくて、ヌンさんを呼びつけて

あなたは能力がない。

 

日本語も下手くそうだし、チラシ1枚つくれない

 

 

ととんでもないひどい言葉で、一生懸命がんばっている彼女を傷つけたのです。

 

ヌンさんは、英語もウィチャダーさんよりも数段上手だし、前に勤めていた不動産会社では、そこそのポストにいて給料も良く、とても能力も高く、すごい努力家の女性です。

けれど、ヌンさんの前に、同時通訳ができるアリアさんの通訳状況を知っているウィチャダーさんは、常にヌンさんとアリアさんを比べるのです。

いやいや、アリアさんレベルの通訳さんを雇うなら、たった3万バーツ(11万円)なんて安い給料はありえないでしょう~

アリアさんレベルなら、10~15万バーツ(37~56万円)位の給料を支払わないといけないことを、全くわかっていません。

結局、このチラシはボツにされてしまい、チラシを配るという提案も流れてしまいました。

 

トヨと通訳のヌンさんをお払い箱にしたいオーナー

要するに・・・

半年経っても、数名の日本人しか来ないことから、ウイチャダーさんは、この時すでに、日本人に対する集客は投げ出していたのです。

そして、日本人が来ないならトヨも通訳のヌンさんも、そのまま雇用しておく必要がなく、どこかのタイミングで辞めさせようと考えだしていたのです。

 

けれど、タイの労働基準法は、被雇用者側の目線に立っているので、理由なく解雇すると、後々労働訴訟になりかねないことから、ヌンさんに自分から辞めると言わせようとして、ヌンさんをいじめて精神的に参らせるという戦法に出だしたようななのです。

 

この時を境に、ウイチャダーさんと娘のビターちゃん、そしてお局のノンさんの3人により、ヌンさんに対するいじめが始まったのです。

 

さらに、それまでも、支払いが遅れがちだった給料については、何かと理由をつけて全く支払われなくなったのです。

 

こんな状態が2ヶ月程続いた時、トヨはヌンさんから話があると呼ばれました。

 

だいたいの予想はついていましたが「辞めたい」というものでした。

先生と仕事するのは楽しいし、日本語も覚えられるし、本当ならずっと一緒に仕事をしていきたいけど、この会社はおかしすぎます。

 

ウイチャダーさんの一族は、とても悪い人達です。

 

私は40年生きて来て、仕事で能力がないと言われたのは初めてです。

 

私は、大学でも前の職場でも、どこでもずっと優秀で通って来ました。

それをあの人は、ひどい言葉で私を否定しました。

 

さらに、仕事ができないからといって、給料も支払ってくれません。

 

 

と泣きながら、トヨに訴えたのです。

 

トヨも、あと数か月で契約が切れますし、契約を更新するつもりはなかったので、

 

toyo
toyo

私も、長くは勤めるつもりはありません。

なので、辞める時は一緒に辞めませんか?

 

今、すぐに辞めると次の仕事が見つかるまで大変でしょ?

次の仕事を探しながら、もう少しがんばりませんか?

 

と提案したのですが、もう精神的に限界だったようで、

先生の言葉は嬉しいですが、もう無理です。限界です。

 

仕事は、私は英語もできるので、ガイドの仕事がいくらでもあるから大丈夫です。

給料は下がりますが生活はしていけます。

ということでした。

 

なので、トヨもこれ以上引き留めることもできず、マネージャーのオップちゃんを呼んで話に加わってもらいました。

 

オップちゃんは、とても残念そうにしていましたが、ヌンさんの気持ちを理解して、

とても残念だけど、今の状況を見ているとヌンさんはもう限界だと思います。

ほんとうにウィチャダーさん達の仕打ちはひどいです。

 

私たちも、辞めることを考え出しています。なので、ヌンさんは辞められたほうが幸せだと思います。

 

さっそく、支配人に相談しますね。

 

 

ということになりました。

 

支配人は40代の男性のグリットさんという方で、ウイチャダーさんの右腕のとても良い方だったので、

良く分かりました。

 

でも、給料の関係があるので、今月一杯は働いてください。

ボスには、機会を見て報告します

ということになりました。

 

普段は話す機会のないグリットさんと話ができたので、2か月間給料が支払われておらず、もう3ヶ月目に突入していることも伝えました。

さらに、ヌンさんがひどいいじめにあっていることも伝えました。

 

グリットさんはとてもびっくりしておりましたが、すぐにウィチャダーさんさんならやりかねないといった表情に変わりました。

 

大変な目に遇われたんですね。このまま辞めると、2ヶ月分の給料までもらえなくなるので、今月末までは辞めることは内緒にしておきましょう。

 

ということになり、しばらくヌンさんが辞めることは、支配人とマネージャーのオップちゃんとトヨの3人だけの内々の話にしておこうということになりました。

 

このことには、ヌンさんが辞めることがみんなに伝われば、ヌンさんがウイチャダーさんにいじめられたいた状況を他のスタッフはみんな知っていたので、スタッフ間に動揺が走り、連鎖してみんな辞めるといいだしかねないという不安があったからです。

 

それくらいこの時、病院内の空気は悪く、突然、スタッフ全員が辞めてもおかしくない状態になっていたのです。

 

ヌンさんが辞めることを決意した時、まだ月の初めだったので、月末までは1ヶ月弱ありました。

 

なので、ウイチャダーさんの娘やお局ノンさんにいじめられないように、トヨが施術をしないといけないときは、できるだけトヨの傍にいてもらい、お客様にタイ語で施術説明の通訳をしてもらうようにしました。

 

ヌンさんが大やけどすることに!!

 

そんなある日、またまたウイチャダーさんから

 

VIPの客が来店するので、先生が施術をするように

 

という指示がきました。

 

そして、ウイチャダーさんもお客様と一緒にトンロー店にやってきたのです。

そこで、またまたヌンさんいじめが始まり、別に必要のないことをヌンさんにあれこれと指示しだしたのです。

 

そのため、ヌンさんはガチガチに緊張してしまい、少しパニックに近い状態になりだしていました。

 

数分後、お客さんが施術室に入って来てきました。

 

お客さんが施術用のベットに寝られたので、トヨは、スチーマーの電源をONにしました。

この時は、まだトヨとお客さんしか施術室にはおりませんでした。

 

ところが、すぐに、ウイチャダーさんやら、娘のビターちゃんやら、お局ノンさんが、お客様の様子を見に、入れ替わり立ち代わり入って来たのです。

狭い施術室内は、非常にごちゃごちゃした状態になってました。

 

そして彼女達が去ると、今度はヌンさんがウィチャダーさんに通訳するようにと指示され、施術室に入って来たのです。

この時は、まだクレンジングの最中だったので、室内の電気は点けたままにしていたのですが、ヌンさんが入った瞬間に、誰かが勝手に室内の電気を消してしまったのです。

 

そのため、室内は急に暗くなってしまったため、暗さに目が慣れないヌンさんは、スチーマーの電気コードに足をひっかけてしまったのです。

 

通常なら足をひっかけるぐらいなら、大丈夫だったはずなのですが・・・・

それまでに色んな人が狭い室内に入って来て、スチーマーにぶつかって振動を与えていたため、スチーマーのお湯をためているタンクが緩んでしまったようで、ヌンさんが足をひっかけた途端に、そのタンクがヌンさんの足の上に落下したのです。

 

もちろん、中には煮えたぎるお湯がはいっていました。

 

なので、ヌンさんの足の上にその熱湯がかかり、ヌンさんは大やけどをしてしまったのです。

 

すぐに、チーフのオップちゃんが飛んできてくれ、理学療法士さんらしくヌンさんの応急処置をしてくれたのですが・・・・

火傷はかなりひどい状態だったようで、すぐにでも病院に行く必要がありました。

 

ところが、VIPのお客様が帰るまではダメだとお局ノンさんに言われて、それから数時間の間、ヌンさんは痛みと闘いながらがまんしたのです。

 

トヨも施術が終わって、すぐにヌンさんが休んでいる休憩室に向いました。

 

氷で足をグルグル巻きにして処置されていたので、どういう状態になっていたのかわからなかったのですが、かなり痛みがあるようで、側にいたオップちゃんが

 

かなり重度の火傷です。

すぐに医者に連れて行ってあげないと、これは可哀想すぎます!!

とカンカンに怒っていました。

 

結局、ウイチャダーさんも娘のビターちゃんも、ヌンさんの怪我には目もくれず、VIP客が帰る時に一緒につき添って帰って行きました。

 

ヌンさんが火傷をした報告は受けていたのに、怪我の様子を窺いにすら来なかったのです。

 

その後、車で通勤していたオップちゃんが

 

車で、ヌンさんを病院に連れて行ってきます

と言ってくれたのですが、ノンさんが

あなたはチーフとして、お店での仕事があるでしょ!!

ちゃんと仕事を優先しなさい。

 

自分で勝手に怪我をしたんだから、自分ひとりで病院には行きなさい

 

 

 

と冷たく指示したことから、ヌンさんはなんと痛む足で、自分で車を運転して病院に行ったのです。

 

その後病院から送られてきた、足の状態の写真を見てトヨ達はびっくりしました。

本当に酷い状態だったのです。

 

ヌンさんが火傷をしたスチーマーは、ウイチャダーさんが購入して持ってきたものだったのですが、中国製であり、温度の調節もでいないことから、安全面で信用ができない器械だったため、かなり注意を払いながら使用していました。

なので、トヨはウイチャダーさんに何度も、買い替えてくれとお願いしておりました。

けれど、結局聞いてもらえず、結果こんなことになってしまいました。

 

なので、この時も・・・

事前のチェックはしっかりとしていたのですが、ウイチャダーさん達が入れ替わり室内に入って来てスチーマーにぶつかっていたのには、不安を覚えておりました。

ウイチャダーさんやノンさんは、ヌンさんが勝手に怪我をしたと言いますが、起こるべくして起こった事故だったと思います。

 

ただ、トヨにも非がありました。

ウイチャダーさんたちがスチーマーにぶつかっていた時点で、すぐに電源を切っていれば、タンク内の水の温度が下がって、たとえヌンさんの足の上に落下してたとしても、あそこまでひどいやけどを負うことはなかったと思います。

本当に申し訳ないことをしてしまったなと、送られてきた写真を見て泣きそうになりました。

 

また、スチーマーを使用するときは、安全が確認できるように電気を点けていたのですが、この時、誰かが外から電気を消してしまったことも不運でした。

電気がついていれば、ヌンさんもコードに足をひっかけることはなかったと思います。

 

この時のヌンさんは、ウイチャダーさん達に、どうでも良いことをいっぱい指示されていたので、かなりパニックになって集中力を欠いていました。

それら、全部の負の要素が加わって、起こってしまった事故だったと思いますが、ヌンさん自身には落ち度はないと思います。

 

結局、ヌンさんは、2週間は絶対に安静ということになり、翌日から仕事には来なくなりました。

そして、そのまま辞めてしまったのです。

 

翌日、ヌンさんは医者からの診断書を提出してきたのですが、これについてもお局ノンさんは、

 

自分で火傷しといてあんな診断書出してくてどういうつもりかしら

と、他のスタッフの前でヌンさんを非難していました。

 

最終的に、ヌンさんの足の甲に酷いやけどの跡が残りました。

その写真も見せてもらいましたが、とてもひどい状態でした。

 

そして、もっとひどいのは、病院内で病院の器具で事故になって火傷を負っているのに、ウイチャダーさんは、見舞金も渡さず、それどころか

 

自分の不注意で勝手に辞めたのだから、給料は払わないわ

と言って、その月の給料でけでなく、未払いの2か月分の給料すら支払わなかったのです。

あまりにも、ひどすぎます。

でも、これが明日は我が身になることを、トヨはなんとなく感じておりました。

 

ヌンさんが辞めた後、ウイチャダーさんはトヨに

 

あの通訳は最悪だったわね。

 

毎日、ノンさんから報告を貰っていたけど、全然仕事をしなかったらしいわね。

 

最後は火傷をしらしいけど、自分で怪我をしておいて診断書を出してきて、見舞金でも取ろうとしたのかしら?

 

最低な子だわね。

怪我をして会社に迷惑をかけたのだから、給料も支払わなかったわ

と言いました。

 

なんと、お局ノンさんが、ヌンさんのことをウイチャダーさんにとても悪いように報告していたのです。

トヨはびっくりして、このことを、オップちゃんに話をすると、オップちゃんは

 

あの人は、ずっとそうして人の悪口をウイチャダーさんに吹き込んで、自分が気に入らない人を全部辞めさせて来たんです。

 

ウイチャダーさんも、ノンさんの言うことは、全て鵜呑みにしてしまい、他のスタッフの意見は聞いてくれません。

 

ヌンさんがいなくなった後、ターゲットはトヨとオップちゃんと、オップちゃんの後輩のギックちゃんになり、ノンさんは、私達の悪口をさんざんウイチャダーさんに吹き込んでいました。

 

toyo
toyo

この会社・・・

いったいどうなってるの~!!

 

こんなの、会社として機能してないじゃない!!

 

ということで、次回はオップちゃんとギックちゃん、そしてトヨに対して行われた、ひどい仕打ちについてお話しますね。

お店のご紹介元女性刑事コンビがスパ経営物語
バンコク リンパマッサージ&理学整体スパ RENE
小顔&リフトアップマッサージ、リンパ痩身、理学整体、内臓整体、頭蓋仙骨療法、頭蓋マッサージ、チベット式足裏温灸マッサージ等「美と健康」をテーマにしたオリジナル施術をご提供する日系スパです。スタッフはタイの国家資格を持つ女性理学療法士です。
この記事を書いた人
「バンコクリンパマッサージ&理学整体スパ RENE」店長 Toyo

元奈良県警の女性刑事から転職した変わり種セラピスト(大阪出身奈良県在住、現在バンコク在住)

20年間強行班係(殺人・強盗・強姦等の凶悪犯罪を取り扱う係)の刑事として仕事をしてきたため、検視や解剖業務に携わることが多く、人体や健康に非常に興味を持ち解剖学や生理学等の勉強に励み、健康管理士や心理カウンセラーの資格も取得しました。

その後、友人や同僚等、家族などを相次いで癌や心筋梗塞等で亡くしたことをきっかけに、健康関連の仕事をしたいと考えるようになりました。そして、友人が健康食品&化粧品製造会社であるRENE(レーネ)を起業する際にスカウトされて転職を決意しました。

タイにはサプリメントや化粧品の原料となる「山の神様の贈り物」と呼ばれる黒ガリンガルを買い付けるためにやってきましたが、本格的に黒ガリンガルの輸入を開始するためタイで会社を設立することとなり、その際、会社の事務所と併設したリンパマッサージスパを開店しました。

しかし最初はタイ語ができないこともあり、タイ人スタッフに翻弄さる日々が続き、騙されたり、お金を盗まれたり、お客さんが来ない日が続いたり…と、ハチャメチャなスパ経営を行っておりましたが、1年後にはタイで有名なホリスティック医療センターのオーナーに、取得している資格や知識、リンパセラピストとしての技術が認められ、同センターに招かれることとなりました。そこで日本式のリンパマッサージの技術指導に当たるとともに、世界最先端のホリスティック医療や理学整体を学びました。

現在は再びRENEスパに戻り、ホリスティック医療センターで学んだ知識を活かして、国家資格を持つ理学療法士達と共に、リンパマッサージと理学整体をメインとした数々のオリジナル施術を考案し、「美と健康」をテーマとした施術をみなさまにご提供しております。

スパを経営するまでの詳しい経緯はこちら

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