突然降ってわいたRENEスパの売却話!!そのせいでお店は休業に(元女性警察官コンビがバンコクでスパ経営物語41話)

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ご訪問ありがと前回は、せっかく出会ったすばらしいスタッフのガーンさんが、突然乳癌になってお店を辞めることになったお話をしました。

残されたゲウちゃんと、トヨは力を合わせてがんばろうと誓いあったのですが・・・・なんと、新たな試練が舞い込んできます。

 

さくらのギブスが取れたのにガーンさんが病気に・・・(元女性警察官コンビがバンコクでスパ経営物語40話)
さて、前回は、美しすぎるレディーボーイ達に振り回された話を書きましたが、悪い事だけではなく、良いこともありました。 ミス達が通う店という噂を聞きつけて、心が女子である近くの高校生や大学生のニューハーフの子達が、来てくれるようになりました。 ...

 

タイの財閥企業からのアプローチ

雨季も終わり、ベストシーズンに入った頃、日本からRENEのS会長とK社長がやって来ました。

二人は中国でのビジネスに乗り出しており、そこでタイでのビジネスに繋がるかもしれないタイ人のCさんとの出会いがあったそうです。

 

そのため、その人から是非一度タイに来てほしいという話があり、急遽の来タイとなりました。

 

Cさんは、お父さんがタイ人、お母さんが日本人という方であり、国籍はタイの方ですが日本語がペラペラでした。

タイの自動車部品の大手財閥会社の課長級のポストで働いておられるののですが、その会社が新しく健康部門の別会社を設立されたそうで、今度、その会社の部長級のポストに異動になることが決まっているとのことでした。

 

そんなことから、様々な健康や美容関連の商品を探されているということで、RENEの生体水を数本サンプルとしてお渡ししたところ、会社の社長や役員の奥様連中からの評判が非常によく、できれば試しに取引をしてみたいということになったのです。

 

RENEの会長と社長は、その財閥会社との生体水の契約が上手くいったため、タイに来てからも毎日、その方との打ち合わせが続いておりました。

 

そのため、RENEの店には来ることはなく、そのまま日本に帰ってしまわれるんだろうなと思っていたところ・・・・

なんと、突然、その方を連れてお店に来店されたのです。

 

K社長の話では、Cさんは

日本式のクオリティーの高いリンパマッサージを、タイ人の大学生達をターゲットに格安値段で提供しているのは、非常に興味深い

 

ということで、RENEのビジネススタイルにとても興味を持たれたそうです。

 

そして、どの程度の内容のマッサージをするのかを確認したいということで、奥様とニキビに悩んでいる娘さんを伴ってお店に来られました。

 

事前に、話を聞かされていなかったトヨは非常に慌てましたが、とりあえずいつも通りの施術をしたところ、奥様も娘さんもたいそうRENEスパのマッサージを気に入って

 

タイにはこんなマッサージは絶対にないから、流行るよ!!

 

と太鼓判を押してくれることとなりました。

 

そして、その後・・・・

とんでもない話が出たのです。

 

実は、新しく始める健康関連の事業の中で、スパの展開を考えております。

 

それも、できれば日本式の技術をやりたいと思っており、とある化粧品会社との契約がほぼ決まりかけておりました。

 

ところが、その会社がタイ進出についてまだ悩まれているような段階だったので、既にタイに進出している企業も念頭に入れて新しく探し出していたところなのです。

 

といいう話を始めだしました。

 

そして・・・・

私は、できれば高級志向のスパではなくて、大学生をターゲットにして30分とか40分程度で回転させることができるようなスタイルの、カジュアルな店を5店舗程、大学の周辺でやるのがおもしろいと考えています。

 

なので、RENEスパのスタイルは私がやりたかった店にとてもマッチしています

 

と言われたのです。

 

Toyoは、この話を聞いて、単純に

 

toyo
toyo

RENEスパの技術を習いたいということ?

それともフランチャイズでやりたいということ?

なのかな?と思いました。

 

おそらく、この時点では、S会長もK社長も、Rさんもそういう話を提案しようとしているのだろうなと思いました。

 

ところが!!

次に、Cさんが言いだしたのは・・・・・

 

このお店の権利を買い取りたい

というものでした!!

 

これには一同、びっくしました!

 

そして、さらに

できれば、技術指導のために、トヨさんには、私共の会社に移っていただきたい

と言い出したのです。

 

toyo
toyo

いやいや、ちょっと待ってくださいよ〰。

突然そんなことを言われても。

 

ということで、生体水の販売契約を結ぶ話が、お店の売却にまで急上昇してしまい、トヨにはこの展開は良い事なのか、悪い事なのかの判断もできないくらいのびっくりな出来事となりました。

 

S会長は、今までのタイ人スタッフに振り回された件もあって、タイ人を雇って指導させるのはタイ人の上司の方がいいのではないかという思いを抱いておられたようで、売却の話にはかなり気持ちが揺らいでおりました。

 

ただ、社長のKちゃんは

kちゃん(RENE社長)
kちゃん(RENE社長)

私はトヨちゃんに、タイでスパの仕事をしてもらうためにRENEに来てもらったんじゃないよ

 

kちゃん(RENE社長)
kちゃん(RENE社長)

ただ、現状で黒ガリンガルの市場を確保する必要があるし、それにはRさんと協力してやってもらう人が誰か必要やったし、Rさんと一緒に黒ガリンの仕事をしてくれたその上で、トヨちゃんがスパの経営もしてくれることになって、私はとてもありがたいと思っているよ。

 

 

kちゃん(RENE社長)
kちゃん(RENE社長)

内容を入力してください。でも、S会長が言うように、言葉も通じないタイ人を指導するのは大変だということもあるし・・・・

 

せっかくここまでRENE式のリンパマッサージとして育てて来た苦労を活かすためには、タイ人が経営してくれる店で、先生という立場で働くほうが、この先トヨちゃんにとっては楽なんじゃな?

 

 

 

kちゃん(RENE社長)
kちゃん(RENE社長)

何年も指導するわけじゃないから、お店は売却して、トヨちゃんは、新しいタイの会社に1年か2年程、RENEからの駐在員という形で行って、タイにRENEのリンパマッサージを広めるというのは、1つの挑戦としては面白いかなと・・・私は思い出してるねん。

という本音を話してくれました。

 

確かに、トヨはエステシャン、セラピストになるためにタイに来たのではありません。

 

黒ガリンガルという、凄い効能の生薬を使って、化粧品やサプリメントを開発して販売する仕事をKちゃんと一緒にしたかったから、警察を辞めてRENEに入る決意をしました。

 

けれど、その原料を仕入れるところにまで関わらせてもらったことで、

toyo
toyo

私は、タイで川上(上流)部門の仕事を担当して、川下(下流)の日本のRENEの開発営業部門に引き継ぐのも面白いかもしれない

 

と感じました。

 

その中で、原料の仕入れに平行して日本式のリンパマッサージをタイに広めるという仕事をしていくことは、とてもやりがいがあると感じていました。

 

なので、タイ人セラピストの指導をするためだけに、他の会社に駐在として行くことは、やはり心が動きませんでした。

それは、トヨがやりたかったこととは違うからです。

 

けれど、RENEはまだ会社を設立して1年あまりです。

 

toyo
toyo

RENEという会社の地盤固めのために、他のタイの会社で勉強することが必要なことであるのなら、会社という組織の人間として受け止めるしかないのかな

そと考え始めていました。

 

なので、この後、命令が出れば行くしかないと覚悟を決めました。

 

 

とりあえず、トヨが行くかどうかは別として、会社の資産査定等をするということになり、この件は継続案件となりました。

 

 

ところがこの時に、Cさんは

うちが買い取った後の会社としての営業方針があるから、きっちりと契約が済むまではあまり積極的に営業はしないでほしい

 

できれば、お店はやっていないようにカーテンも閉めて、閉店したかのように見せてほしい

 

 

と、トヨにほぼ命令するようなことを言って帰られたのです。

 

Rさんは、売却の話を聞いた時から、すでに大激怒状態であり

Rさん
Rさん

事前に何の話もなく、いきなり店に来て、買収の話をするなんてありえないでしょ?

 

しかも、まだ売却するかどうかも決まっていないのに、カーテンを閉めろだの、積極的に営業するなだの、あいつに言われる筋合いはないですよ!!

 

もし、トヨさんが、その会社に移ったら僕はもう、黒ガリンガルの仕入れの仕事は辞めさせてもらいます。

と言い出したのです。

 

Rさんからすれば、会長が、そのタイ人の人に上手くのせられているとしか思えなかったそうです。

 

Rさん
Rさん

あいつは、絶対に裏のあるタイ人ですよ!!

と言って、彼を最初から全く信用しませんでした。

 

売却話がとん挫するとすべてを放り出して逃げたCさん

 

そして・・・・、この話はどうなったかといいますと・・・

 

ほぼ半年間、売却の契約条件が折り合わないだの、トヨの給料額が合わないなどと言っては決まらない状態が続きました。

 

士気の下がったトヨやRさんは、

Rさん
Rさん

きちんと決まるまでは何もしない

という反抗期状態になっておりました。

 

おまけに、一緒に新しい会社に移ってくれると決意してくれていたゲウちゃんも、辞めてしまうこととなり、本当に休業せざるを得ない状況にまでなってしまったのです。

 

そして、最終的には、そのタイ人は・・・・

 

健康関連事業はとん挫してしまったので、僕は今の会社を辞めて、別の会社に移ります。

 

後のことは、僕は関係ないので知りません。そちらで勝手に話をつけてください

 

 

 

と平気でS会長を目の前にして告げると、全てを放り投げていなくなってしまったのです。

 

これには、S会長も

会長
会長

首を絞めて殺してやろうかと思ったくらい頭にきたよ

と言って怒り心頭で、その後病に伏せる位のショックを受けられました。

 

 

この件があってから、S会長は、RENEスパの経営からは一切手を引くこととなりました。

そのため、トヨが日本のRENEを退職して、タイのRさんの会社の役員になり、タイの会社は黒ガリンガルの買い付けと輸出事業を二人でやっていくことになりました。

 

そしてスパの経営は、半年間振り回されてほぼ休業状態で悲惨な状況でしたので、また一からスタートということになってしまいました。

 

kちゃん(RENE社長)
kちゃん(RENE社長)

こうなったら、もうトヨちゃんの思うようにやってみて

とKちゃんに言われながらも、再び振り戻しにもどったスパ経営は、なかなかうまくいかず悲惨な状態が続くこととなります。

 

ということで、この後、ナコ先生ことナツコの力を借りることになっていきます。

 

しかし、その前に、あの娘のように可愛いゲウちゃんまでも、どうして辞めてしまったのか・・・そのことを次回お話ししたいと思います。

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リンパマッサージ&理学整体スパRENEバンコクは、タイ・バンコクにおいて「美と健康」をテーマとし、日本の化粧品会社RENEと技術協力をしながら日本式リンパマッサージと理学療法士が行う理学の整体を中心としたオリジナル施術を低価格でご提供してい...

 




お店のご紹介元女性刑事コンビがスパ経営物語
バンコク リンパマッサージ&理学整体スパ RENE
小顔&リフトアップマッサージ、リンパ痩身、理学整体、内臓整体、頭蓋仙骨療法、頭蓋マッサージ、チベット式足裏温灸マッサージ等「美と健康」をテーマにしたオリジナル施術をご提供する日系スパです。スタッフはタイの国家資格を持つ女性理学療法士です。
この記事を書いた人
「バンコクリンパマッサージ&理学整体スパ RENE」店長 Toyo

元奈良県警の女性刑事から転職した変わり種セラピスト(大阪出身奈良県在住、現在バンコク在住)

20年間強行班係(殺人・強盗・強姦等の凶悪犯罪を取り扱う係)の刑事として仕事をしてきたため、検視や解剖業務に携わることが多く、人体や健康に非常に興味を持ち解剖学や生理学等の勉強に励み、健康管理士や心理カウンセラーの資格も取得しました。

その後、友人や同僚等、家族などを相次いで癌や心筋梗塞等で亡くしたことをきっかけに、健康関連の仕事をしたいと考えるようになりました。そして、友人が健康食品&化粧品製造会社であるRENE(レーネ)を起業する際にスカウトされて転職を決意しました。

タイにはサプリメントや化粧品の原料となる「山の神様の贈り物」と呼ばれる黒ガリンガルを買い付けるためにやってきましたが、本格的に黒ガリンガルの輸入を開始するためタイで会社を設立することとなり、その際、会社の事務所と併設したリンパマッサージスパを開店しました。

しかし最初はタイ語ができないこともあり、タイ人スタッフに翻弄さる日々が続き、騙されたり、お金を盗まれたり、お客さんが来ない日が続いたり…と、ハチャメチャなスパ経営を行っておりましたが、1年後にはタイで有名なホリスティック医療センターのオーナーに、取得している資格や知識、リンパセラピストとしての技術が認められ、同センターに招かれることとなりました。そこで日本式のリンパマッサージの技術指導に当たるとともに、世界最先端のホリスティック医療や理学整体を学びました。

現在は再びRENEスパに戻り、ホリスティック医療センターで学んだ知識を活かして、国家資格を持つ理学療法士達と共に、リンパマッサージと理学整体をメインとした数々のオリジナル施術を考案し、「美と健康」をテーマとした施術をみなさまにご提供しております。

スパを経営するまでの詳しい経緯はこちら

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