タイ人は家族第一をアピールして我儘な行動が目立ってきたスタッフのニッさん(元女性コンビがバンコクでスパ経営物語50話)

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新しく入ったスタッフのジジちゃんに、最初は難色を示していた受付スタッフのニッさんですが、緊張状態が続く二人の仲に、ある日突然変化がやってきました。

 

自撮り写真で意気投合した二人は急接近、毎日、毎日、セクシー自動り画像の撮影合戦を繰り広げ出しました・・・

仲良くしてくれるのはいいのですが・・・

きっと、長くは続かない・・・

崩壊した後にどうなるかが、とてもとても怖いトヨでした。

 

前回の記事はこちら☟

仲が悪かったスタッフが、突然セクシー自撮画像の撮影で仲良しに!!(元女性コンビがバンコクでスパ経営物語49話)
新しいスタッフのジジちゃんを迎えたものの、受付スタッフのニッさんとはどうも相性が悪いようで・・・・・ そんな中、指導の通訳のために来てくれていたアリアさんという素敵なタイ人女性に魅了されたジジちゃんは、 「日本語を覚えたいです と言い出し、...

5連休を取りたいニッさんが必死で画策しだしました

さて、急接近して仲良くなったスタッフ2人ですが・・・

なんとか、トラブルもなく仲の良いまま、機嫌よく働いてくれていました。

 

そして、7月になり、タイでは大型の連休がありました。

大きな企業ではほとんど5連休みたいですが、私達のような小さなお店は休んで等いられません。

もちろん5日ともお店を開けるつもりでいました。

 

ところが、ニッさんが

どうせお客さんはこないから、お店を休みにしましょう

と提案してきたのです。

 

トヨは、その提案を断りました。

 

すると今度は、Rさんに同じように提案したらしいのですが、この時

Rさん
Rさん

うちはサービス業だから、一般の会社とは違うから

とRさんにも断られたのです。

 

ニッさんは、旦那さんが役場の人なので、当然5連休であるため、自分もお休みがほしかったようです。

それで、今度は通訳のアリアさんに電話して

アリアさんから、タイ人は家庭や国の行事を優先させるので、お店を5連休にしないといけなと伝えてほしい

と言ったらしいのです。

 

アリアさんは、日本に13年程住んでいたため、日本人の気質がよくわかっているのと、サービス業には連休は関係ないことも良く分かっているので、

 

日本人には、その考えは通じませんよ。

彼らは勤勉であり、家庭の事情よりも仕事を優先させます。

それにRENEはサービス業でしょ?

普通の人が休みの時に一緒に休んでどうするんですか?

ということを説明してくれたのですが・・・・

 

前回のみゆきちゃんも然り、アリアさんまで巻き込む彼女の非常識さには、少しあきれました。

 

なので、でアリアさんには申し訳なかったのですが、巻き込まれたついでに

toyo
toyo

家庭のことは当然優先してもらっていいんですよ。

なので、ニッさんが休まれるのは自由ですよ。

ということを、伝えてもらいました。

 

そんなことから、ニッさんだけが仕事を休んで、お店は開店することで落着しました。

 

やはり、うちの店の周辺のお店は、どこも開店しており、5連休で休んでいるところなんてありませんでした。

 

屋台のおばちゃん達ですら、いつも通りに頑張って働いています。

 

その後、

ニッさんは、自分だけが休んだのバツが悪るかったのか、アリアさんがお店に来るたびに通訳を頼み、

私は、とてもお店のことを考えています。

 

タイ語もあまり喋れない先生が一人でがんばっているのをなんとか助けてあげたいと思いっています。

 

私はこのお店を自分のお店だと思って、いつも仕事をしています。

 

でもタイ人は仕事よりも先ず家庭が一番大切なので、私は家庭のことを先ず優先させてもらいます

としつこい位にアピールするようになりました。

 

アリアさんも、だんだんとニッさんの相手をするのが面倒くさくなってきていて、適当に返事するようになっていました。

 

あの可愛かったスパイちゃんの意外な一面を見ることに・・・

そんな中、ニッさんの娘のスパイちゃんが、お店に立ち寄ることが多くなりました。

そうです、あのファッションモデルのスパイちゃんです。

toyo
toyo

なんで急に来るようになったんだろう

と思っていたところ・・・

 

ニッさんが、スパイちゃんに向かって

先生にちゃんと言いなさい

と言いました。

 

そして、スパイちゃんが言い出したのが

8月13日にオーディションがあるので、それまでに無料で顔のマッサージをしてほしい

ということでした。

 

トヨは以前、スパイちゃんに、

toyo
toyo

まだモデルとしても有名じゃないし高校生だからお金もないし、オーディションがあるときは、その前にタダでしてあげるから言いなさい

と言っていました。

 

でも・・・、それは、スパイちゃんが高校生だったからです。

そういいながらも、スパイちゃんは無料で受けることはなく、必ず姉のサイちゃんが、スパイちゃんの代わりにお金を払ってくれていました。

 

現在スパイちゃんは高校を卒業してアルバイトもしているし、ニッさんもお給料をたくさんもらっているのだから、普通なら自分の娘のためにお金を出してあげてもいいはずです。

 

なので、今はそんなことから

toyo
toyo

オーディションの前日になら、無料でしてあげますよ

でも、後は家族割引で半分でいいから料金を支払ってね

と返答しました。

 

それが、まさか・・・・・

ニッさんが何回もタダでスパイちゃんにマッサージを受けさせようと考えているとは思わなかったのです。

 

ところが、ニッさんは、それからほぼ3日に1回はスパイちゃんをお店に呼んで、ジジちゃんに無料でフェイスマッサージをさせていたのです。

 

ほとんど、トヨがタイ語学校に行っている間のことだったので、ニッさんには、

あえてトヨがいない時間に、トヨに内緒で娘にマッサージを受けさせる

という意図が、最初からあったはずです。

 

ところがある日、タイ語学校が急遽、休校になりました。

トヨがお店に来ると、ニッさんが「えっ?」という表情をしていました。

 

なんでだろうと思っていると、数分もしないうちに、スパイちゃんがお店にやってきたのです。

 

スパイちゃんは、トヨに

サワディーカー

と笑顔で挨拶をした後、すぐに奥のマッサージ室へ行きました。

 

トヨは、当然ニッさんが指示を仰いでくるものだと思っていましたが・・・・・・

一向に来ません。

 

それで、施術室を見に行くと、すでにジジちゃんにマッサージをさせていたのです。

 

まだ、お店の用意もできていないのに、先に自分の家族のことを優先させるニッさんに頭にきました。

 

ジジの練習のモデルをしなさいと言ったときには、

顔が痛いからモデルは嫌だ

と言って、モデルをやらなかったくせに、あまりにも勝手すぎます。

でも、トヨのタイ語能力では、それを伝えることができません・・・。

 

ただ、先に用意をしてくださいということだけは伝えたので、ニッさんも私が怒っていることわかったようでした。

 

後でジジちゃんに聞いたところでは、

先生には内緒よ。言っちゃだめよ。

とジジに指示しながら、結局合計8回位マッサージをさせていたそうです。

 

家族のことが一番大切だということはわかりますが、プライベートと仕事は別です。

ニッさんの考え方は、今後、いろんな面でお店の障害になってくるかもしれないと感じました。

 

そしてある日、トヨがお店に戻ってくると、マッサージ室でニッさんと、スパイちゃんと、ジジちゃんの3人がライブ撮影をしていたのです。

 

スパイちゃんのFacebookにライブでマッサージの様子を流しているということでした。

・・・・でも、これもToyoは何も聞いていません。

 

そして、後でそのライブを見せてもらいましたが、最初から最後まですべて流されており、これではうちのサロンのマッサージのテクニックを全て公開しているのと一緒で、この動画を見て真似をしようと思えばいくらでもできる状態でした。

なので、すぐに削除するように言いました。

 

ところが、削除するように言われたことに頭にきたのがスパイちゃんで、急にブスッとしだして

もう消しました!

と吐き捨てるように言って帰って行きました。

 

このことをRさんに言ったら

Rさん
Rさん

もうそんな奴にマッサージをタダでしてやる必要はないよ。

マッサージに来てやってるのにという意識しか持ってないですよ

と言われました。

 

母と娘の複雑な関係に振り回されたトヨ

けれど、翌日ニッさんは

スパイがライブでマッサージの様子を流している時に凄いアクセス数があったので、絶対に流したほうがいいですよ。

 

マッサージの一分部だけ流すのはどうですか

としつこく言って来ました。

 

それで、

toyo
toyo

スパイちゃんは、スパイちゃんなりに、タダでフェイスマッサージをしてもらっているのでお礼のつもりでしてくれたのかもしれない

と考えたトヨは、ちょっとだけなら構わないと了解したのですが・・・・

 

翌日、ニッさんが

内容を入力してください。

 

今回は、ジジではなくて、先生がマッサージをしてください

言い出したのです。

 

そして、暫くしてスパイちゃんがやって来ました。

トヨに対しては、いつものスパイちゃんであり、きちんと挨拶も笑顔でしてくれたのですが・・・・・

 

どうもニッさんとに対する態度が変です。

ニッさんに、何を言われてもブスッとしています。

 

前回ライブ撮影した時は、スパイちゃんの携帯電話を使っていたそうなのですが、今回スパイちゃんは

充電が切れてるから使えない。

お店の携帯電話を使って

とジジに言ったそうです。

 

トヨは、スパイちゃんとニッさん、ジジちゃんのやり取りがよくわからず、段取りは3人に任して、とりあえず言われるとおりにしました。

 

ところが・・・

いざ、マッサージが始まると、この前のライブ撮影の時は、スパイちゃんがマッサージを受けながらずっとおしゃべりしていたのに、今回は全く喋りません。

 

それで、ニッさんに

toyo
toyo

スパイに何か喋れせて

と言ったところ

 

コースの最初から最後まで撮影させてくれないのなら私は喋らないと言っている

と言うのです。

 

toyo
toyo

・・・ちょっと、ニッさんがやらせてくれと言ったからやってるのに、子供の言いなりにならないで、少しは意見したらどうなの!!

と思いましたが、タイ語で言えない・・・

 

しかも、ニッさんは、途中から逃げてしまって、洗濯室から出て来ません。

 

なんかニッさんは、ジジではなくてトヨにマッサージをやらせるために上手いこと言っただけのような気がしてきました。

 

そして、結局、撮影した動画もスパイちゃんが自分のFacebookにアップするのは嫌だといいだしボツになりました。

 

スパイちゃんは、ずっとニッさんに対してブスッとしていましたが、トヨにはきちんと頭を下げてお礼を言ってにこやかに帰って行きました。

いったい、この意味のないマッサージは何だったのでしょうか??

 

スパイちゃんは、まだ高校を卒業したばかりで考え方も幼稚であり、それまでも、お姉ちゃんのサイちゃんに叱られたりすることがありましたが、叱られる理由がきちんをわかれば、素直にごめんなさいと言える子です。

また、トヨに対しては、失礼な態度を取ったことは一度もなく、いつも礼儀正しく、可愛い子でした。

 

なので、スパイちゃんがここまでブスッとした態度をとるのは、これまで見たことがありませんでしたし、なにかスパイちゃんと母親のニッさんとの間に行き違いがあるような気がしました。

 

ニッさんは、子供のころから一度もスパイちゃんを叱ったことがないそうで

叱り方がわからないから、叱れないわ

と言っていました。

 

結局、この後、スパイちゃんとニッさんの関係が良くない理由は明らかになりました。

どこの家庭も色々と複雑な事情があるので、まぁ、この時のなんとも言えない雰囲気は、トヨやRENEスパにはあまり関係なくて、単なる母と娘のデリケートな問題だったようです。

 

なので、事情を理解したトヨは、ニッさんの不器用さも良く分かりましたし、ニッさんは、あまり難しいことは考えられない分、人を利用してやろうとか考えたりできる人ではなくて、とても素朴な方であり、娘に言いたいことを言えないだけなんだと思いました。

この理由については、次回、お話ししたいと思います。

 

ただ・・・

この後、このニッさんの家庭的な事情に、妄想癖と虚言壁のあるジジちゃんが、絡んできて引っ掻き回すこととなっていきます。

 

たぶん・・・

ジジちゃんは、トヨが出会ったタイ人の中で、一番「恐ろしい」と感じた子だと思います。

 

この時のトヨは、

toyo
toyo

ニッさんには困ったもんだ

と、考えておりましたが、本当に困った存在は、ニッさんではなくジジちゃんだということに、全く気付かずにいたのです・・・・・

 

 

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バンコク リンパマッサージ&理学整体RENEスパの日本人店長Toyoは、元奈良県警の女性警察官で捜査一課等に長年勤務した女性刑事でした。そんなToyoが警察を辞めてバンコクで整体をメインとしたスパを経営することになりました!そしてそんなTo...

 




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バンコク リンパマッサージ&理学整体スパ RENE
小顔&リフトアップマッサージ、リンパ痩身、理学整体、内臓整体、頭蓋仙骨療法、頭蓋マッサージ、チベット式足裏温灸マッサージ等「美と健康」をテーマにしたオリジナル施術をご提供する日系スパです。スタッフはタイの国家資格を持つ女性理学療法士です。
この記事を書いた人
「バンコクリンパマッサージ&理学整体スパ RENE」店長 Toyo

元奈良県警の女性刑事から転職した変わり種セラピスト(大阪出身奈良県在住、現在バンコク在住)

20年間強行班係(殺人・強盗・強姦等の凶悪犯罪を取り扱う係)の刑事として仕事をしてきたため、検視や解剖業務に携わることが多く、人体や健康に非常に興味を持ち解剖学や生理学等の勉強に励み、健康管理士や心理カウンセラーの資格も取得しました。

その後、友人や同僚等、家族などを相次いで癌や心筋梗塞等で亡くしたことをきっかけに、健康関連の仕事をしたいと考えるようになりました。そして、友人が健康食品&化粧品製造会社であるRENE(レーネ)を起業する際にスカウトされて転職を決意しました。

タイにはサプリメントや化粧品の原料となる「山の神様の贈り物」と呼ばれる黒ガリンガルを買い付けるためにやってきましたが、本格的に黒ガリンガルの輸入を開始するためタイで会社を設立することとなり、その際、会社の事務所と併設したリンパマッサージスパを開店しました。

しかし最初はタイ語ができないこともあり、タイ人スタッフに翻弄さる日々が続き、騙されたり、お金を盗まれたり、お客さんが来ない日が続いたり…と、ハチャメチャなスパ経営を行っておりましたが、1年後にはタイで有名なホリスティック医療センターのオーナーに、取得している資格や知識、リンパセラピストとしての技術が認められ、同センターに招かれることとなりました。そこで日本式のリンパマッサージの技術指導に当たるとともに、世界最先端のホリスティック医療や理学整体を学びました。

現在は再びRENEスパに戻り、ホリスティック医療センターで学んだ知識を活かして、国家資格を持つ理学療法士達と共に、リンパマッサージと理学整体をメインとした数々のオリジナル施術を考案し、「美と健康」をテーマとした施術をみなさまにご提供しております。

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